auと同じ2008年1月28日、ソフトバンクモバイルも2008年春モデルを発表した。昨年の秋冬モデルで落ち着いたかと思われた端末ラインアップも、14モデルと再び増加。だが、そのラインアップやサービス内容を見ると、快進撃を続けるソフトバンクモバイルの“勢い”を強く感じることができる。
「株」「インターネット」……全く新しいジャンルを開拓する試み
今回のソフトバンクモバイル端末の大きなテーマは「フルラインアップ」だ。従来のソフトバンクモバイル端末は、どちらかというと携帯電話の主要な利用者層である若者やビジネスマンに向けた端末が多く、時々スマートフォンや、特定層向けの端末が提供される……といった程度だった。 だが、今回はメインターゲット層だけでなく、それ以外の層に対してもしっかりフォローされている。
ターゲットごとにモデルを分類すると、次のようになる。
まず携帯電話のメインターゲット層を満足させる高機能モデルとして、タッチパネル操作が拡充され、さらに傾きによる操作も可能になった「FULLFACE2(921SH)」や、家電ブランドを取り入れたワンセグケータイ「920P」「921T」、有機ELを採用した「820SC」を投入。高機能よりコンパクトさ、スマートさを求める層に対しては、薄型の「822P」やコンパクトな「821SC」、そして着せ替えが可能な「823SH」などが用意された。
また、他キャリアにあって、ソフトバンクモバイルになかった特定層に向けた端末もいくつか取りそろえている。
防水機能を備えた「822T」や、同社として初めてシニア専用に開発された「821T」、さらに子供向け端末として「コドモバイル」の第2弾(820T)も用意された。また携帯キャリアとしては同社が強みを持つスマートフォンも、Windows Mobileを搭載した「X03HT」、Symbian OSを採用し、カメラ機能を強化した「X02NK」の2機種を用意。バリエーションを大きく広げている。
だが、今回のソフトバンクモバイルはこれだけに終わらない。同社はさらに、これまでとは全く異なる概念を用いた端末を用意することで、他のキャリアが追随できないような、全く新しいユーザー層の開拓も目指そうとしている。
一つは、クラムシェル型でフルキーボードを備え、PCのメールやWebサイトの利用が手軽にできる「インターネットマシン」(922SH)、そしてもう一つは、SBIイートレード証券のオンライントレード機能が利用できる、株取引に特化した「株ケータイ」(920SH YK)だ。特に前者は、従来の携帯電話にフルキーボードを搭載するという、これまでのスマートフォンとは全く異なった発想で作られたもので、会場でも「手軽にPCのサービスが利用できる」 ことに魅力に感じたビジネスマン層から高い注目を集めていた。











