まずは撮影した動画を問題なく扱える編集ソフトを探してみよう
NTTドコモ、au、ソフトバンクの最新機種を使った動画撮影テストが終了したので、次はいよいよ撮影──と行きたいところだが、「作品」を作るとなると出演者の予定を合わせたり撮影場所を探したりと手配が大変になってくる。そこで撮影までの準備を進めながら、先に「編集ソフト」を探したいと思う。
現在、VGA動画対応の最新携帯電話10機種をテストし、それらの動画ファイルが手元にある状態だ。すべての機種の動画ファイルを問題なく扱える、最適な編集ソフトはあるのだろうか。まずは、携帯動画のファイルがどのような形式になっているのか調べてみよう。
携帯動画のファイルフォーマットはMPEG-4
最新携帯電話の動画ファイルは、MPEG-4規格が採用されている。だったら、編集ソフトもMPEG-4対応のソフトを探せばいいはず。しかし一口に「MPEG-4」といっても、実は複雑で多様な規格で、すべて問題なく扱えるというわけではないのだ。
動画ファイルにはさまざまな形式があり、一口に「MPEG-4」といっても複雑で多様なのが実状
NTTドコモの905iシリーズやソフトバンクの「920SH」では、3GPPファイル(拡張子:3GP)が使われている。3GPPファイルとは、QuickTimeのファイル形式を基にした「MP4」形式に、さらに独自の拡張をしたもの。拡張子や名称こそ違うが、MPEG-4形式なのだ。動画コーデックには、「H.263」や「H.264」が用いられている。QuickTime形式から派生したファイル形式なので、QuickTimeで再生できる。
auの「INFOBAR 2」やソフトバンク「920T」で使われているのは、3GPP2ファイル(拡張子:3G2)だ。採用されているコーデックは3GPP形式と同じで、名前も似ているのだが互換性はない。もちろんこれもMPEG-4形式で、QuickTimeでの再生に対応する。
ドコモの一部の機種とソフトバンク「920SH」で使われているASFファイルは、動画コーデックに「ISO MPEG-4」が採用されているので、これもMPEG-4だ。ASFは、Windows Mediaの標準ファイル形式だが、コーデックが対応していないためWindows Media Playerでは再生できないものが多い。コーデックを追加したWindows Media Player 11で確認したところ、ドコモ「P905i」のASFファイル以外は再生できなかった。
このASFファイルの取り扱いは機種ごとに違っている。
ドコモ「D905i」「F905i」の場合、「映像種別(コーデック)」の設定で「H.264(高画質・高品質)」と「MP4(MPEG-4、標準)」を選択できるが、「H.264」にすると3GPP形式、「MP4」にするとASF形式になる。ややこしいのは、ファイル一覧表示だ。「MP4」設定で撮影したファイルは「ASF形式」と表示され、「H.264」設定で撮影したファイルは「MP4」と表示されるので注意が必要だ。
ドコモ「P905i」では、動画容量設定で「長時間」を選択するとmicroSDカードにASF形式で記録され、それ以外(メール制限)を設定すると3GPP形式になる。メール制限だと最大2MBとなり、VGAサイズで撮影すると8秒ほどしか記録できない。
ソフトバンク「920SH」は撮影サイズの選択メニューで「長時間撮影」に設定すると3GPP形式に、「SD VIDEO」に設定するとASF形式で記録される。
| キャリア名 | 機種名 | ファイル形式(拡張子) |
| NTTドコモ | D905i | 3GPP(3GP)/ASF(ASF) |
| F905i | 3GPP(3GP)/ASF(ASF) | |
| N905i | 3GPP(3GP) | |
| P905i | 3GPP(3GP)/ASF(ASF) | |
| SH905i | 3GPP(3GP) | |
| SO905i | 3GPP(3GP) | |
| N905iμ | 3GPP(3GP) | |
| au | INFOBAR 2 | 3GPP2(3G2) |
| ソフトバンク | 920SH | 3GPP(3GP)/ASF(ASF) |
| 920T | 3GPP2(3G2) |











