翌日は、情報収集もかねて雲南民族村へ行った。ここでは雲南の代表的な13の少数民族を見ることができる。行ってみるとかなりレベルが高く、テーマパークとしてなかなかよくできていた。民族ごとに特徴のある建物の中で、伝統的な歌や踊りを披露したり、各民族の食べ物を提供している。話してみると、それぞれの民族は全部ホンモノで、地元からはるばる働きにやってきていた。衣装を着せられただけのニセモノではないことがわかり、感心することしきり。いや、当たり前のことなのだが。

チベット族(民族村にて)(画像クリックで拡大) ペー族(民族村にて)(画像クリックで拡大)
モソ族(民族村にて)(画像クリックで拡大) ナシ族(民族村にて)(画像クリックで拡大)

 広大な民族村の中で酒情報を求めてウロウロしていると、イ族の村で酒を発見した。酒造りの蔵が建っていて、その中で実際に造っているという。原料はトウモロコシ。漢民族の白酒と違い、穴の中で醗酵させるのではなく、壺で造る。飲んでみると、アルコール度25~30度くらいの香ばしい焼酎といった感じだった。うん、けっこうイケる。聞けば、石林の入り口にイ族の村があって、そこで酒を造っているという。よしよし、明日行ってみよう。

イ族の酒蔵(民族村にて)(画像クリックで拡大)

イ族の酒蔵にあった蒸留器(民族村にて)(画像クリックで拡大) 酒を注ぐイ族の女性(民族村にて)(画像クリックで拡大)

 モソ族の村では、きれいな女の子と友達になった。寧(ニンロー)から来たのかと聞くと、そうだと言う。そして私が持っているガイドブックのモソ族の写真をなつかしそうに見ている。

「このあと私たちも寧に行くよ」

「え、いつ来るの? じつは私も3日後に帰るの。もうすぐお祭りがあるのよ」

「へえ、ぜひ向こうで会いたいなあ」
などという流れで、うまく彼女の連絡先をゲットすることができた。祭りの日にちもちゃんと書き留めた。もうひとつ、貴重な情報を得ることができた。それは、モソ族には「蘇理瑪酒(スリマチュー)」という伝統酒があるということだ。これはぜひ行かなくちゃである。

 その後、あちこちの民族に伝統酒があるかどうか聞いたが、酒情報は得られなかった。ただ、ナシ族のところで食べた「涼面」は、ポン酢味のタレに麺と香菜と大豆の揚げたものが入っていて激ウマだった。麗江はナシ族の町だから、これからが楽しみである。

涼面(民族村にて)(画像クリックで拡大)