2007年はデジタル一眼レフカメラの当たり年だった。ボディー価格が10万円未満から20万円を超えるゾーンに、各社から魅力的なモデルが続々と登場したため、いまだにボーナスの使い途を思案している読者がいるに違いない。他人事のように語っている筆者も例外ではない。ソニーのα700、松下電器産業のLUMIX DMC-L10、ニコンのD300、キヤノンのEOS 40D、オリンパスイメージングのE-3。一体どれを買えばいいのか。思いあまって全機種をテストすることにした。
▼ソニーα700
▼パナソニックL10
まずは机の上に5機種を並べてみる。とりあえず見てくれで判断しようというわけだ。ボディーだけではバランスが分からないので、それぞれレンズキット同梱のレンズか、相当する焦点距離のものを装着した。後姿を比べると、液晶の大きさの違いがよく分かる。今回もモデル役を務めてくれた小林恵美さんは、L10が可愛くていいという。なるほど全機種の中で一番液晶モニターが小さく、すっきり見える。筆者は反対だ。近頃だんだん小さな文字が読みにくくなってきており、つまり老眼が進行しており、要するに大きなモニターでないとよく見えないのだ。となれば一押しはニコンのD300だ。
次にカメラを前面から観察する。普段、1台ずつテストしているときには気がつかなかったが、デザインがかなり違う。たとえばペンタプリズムひとつをとっても、とがっていたり平坦だったり、街ですれ違う見ず知らずの人の顔を観察しているような楽しさがある。小林さんはソニーα700が美人だと主張する。おそらくオレンジ色のロゴに幻惑されたに違いない。だまされちゃって可愛いいなあと思いつつ、同じように眺めてみると…まずい、小林さんと同感だ。さすがはソニー、物欲のツボを心得ていらっしゃる。繁華街のネオンサインのように、αの文字が誘惑するのだ。
「自分のカメラならα700かL10だけど、男性がカバンの中から、がっしりしたD300や40Dを取り出す姿ってカッコいいと思います」。でしょ?小林さん、早く言ってくれなくては困る。筆者はやはりニコンかキヤノンを選びます。重いカメラ大好きですよ。少しぐらい肩が凝ったって、たいしたことじゃない。まあ、仕事で使っているようなカメラを、プライベートでも持ち歩くのは正直うんざりだけれど、小林さんの意見には全面的に従いたくなります。ここまでで、外見での判断はおしまい。実写で比較することにした。













