製品版パッケージ。エディアから12月20日発売、希望小売価格は8190円。今回はGPSレシーバー同こん版は発売されないので、ナビとして使う場合は別途購入する必要がある。GPSレシーバーはソニー・コンピュータエンタテインメントから希望小売価格6000円で発売中

 プレイステーション・ポータブル(PSP)で本格的なナビゲーションを楽しめるソフト『MAPLUSポータブルナビ』の最新版『MAPLUSポータブルナビ2』が、この12月20日にエディアから発売となった。

 この製品はPSPの周辺機器の「GPSレシーバー」と連動し、ユーザーの居場所から目的地までの地図表示・ナビゲーションが可能となるソフトだ。携帯ゲーム機の新しい方向性を位置づける1本として昨年末に発売され、口コミによって10万本のセールスを記録するヒット商品となった。

 実は筆者もこのソフトのファンで(ややイレギュラーな使い方ではあるものの)、安価に体験できるナビとして自腹で購入し愛用していたが、さらに進化した最新版が出ると聞き、発売元のエディアから事前テスト版を借りて、その実力をチェックしてみた。

『MAPLUSポータブルナビ2』(テスト版)を起動した。室内ではGPSは作動しないので、現在位置は前回起動した位置になる。地図表示やルート検索など、現在位置の情報を必要としない機能は問題なく動作する(画像クリックで拡大)

今回も自転車にRAMマウントでPSPを固定して50kmほど走ってみた。落下防止のため本体左にゴムのOリングを巻いている。一番最初の測位は3〜4分かかるが、これはGPSの仕様上仕方がないことだ。移動時の感度は良好だった(画像クリックで拡大)

地図の視認性が大幅に向上

 前作は全体的に質実剛健なつくりでややお堅い印象を受けたが、この『2』はタイトル画面やメニュー画面なども一新され、スタイリッシュな印象を受ける。中でも最も変わったのが本製品のメインコンテンツとなる地図だろう。特に前作でユーザーに指摘された「道路の幅が路地も国道も1ドット」という点が解消され、視認性が大幅に向上している。高速や国道など、主要な道路を太く表示することも可能だ。一方通行も表示される。

ルート案内中はこのような画面となる。緑色のラインが案内中のルート。自身の周囲にある赤い点が目的地への方向を示している。広い車線ではレーンの案内が表示されるなど、表示がかなり親切な仕様となった(画像クリックで拡大)

規定の時刻を過ぎると地図の明暗が暗転し、夜用の地図表示になる。これで夜間走行時も画面がまぶしすぎるということもなくなる。もちろんこれもユーザーが任意に切り替えでき、夜に昼間の地図を見るのも可(画像クリックで拡大)

 地図上のコインパーキングやファミレス、コンビニなど車で利用できる施設以外のアイコン表記も充実し、一部細かいところでは公衆トイレや郵便局のCD機まで表示している。地図を広域までズームアウトしても、主要のランドマークは表示されるなど、単独での地図ツールとしても使えるような仕様となっている。

 自転車での使用で面白かったのが、ルートの断面図だ。通常画面には表示されていないが、地図には高度が設定されていて、ルート案内中にそのおおよその断面図を表示するモードが用意されているのだ。また、ルートの高さを計算して坂道が少ないルートを検索するモードなどもある。

スタートからゴールまでの高低差を画面下に表示している。赤いラインが現在位置だ。表示はあくまで目安だが、徒歩や自転車での使用時はあると便利で楽しい要素だ。これを利用した坂道回避ルート検索もある(画像クリックで拡大)

交差点では2画面モードになって、右側の交差点をズームした地図を表示する。地図をズームアウトしているときに有効なモードだ。交差点の図は半透明で、通常の地図がうっすら下に見えているのもポイント(画像クリックで拡大)

 地図が詳細化したぶん、方向キーやアナログスティックで地図をある程度スクロールさせると一瞬読み込みのラグがある。また、地図のズームにも若干時間がかかる。前作はほぼシームレスで地図をスクロールできたので、このへんは数少ない前作より劣っている点かもしれない。ただ地図ツールとしての用途は二の次なので、これも容認できる範囲ではある。

車載で使う場合にはありがたい、オービスの情報表示。デフォルトで全国のものが設定されているが、ユーザーが自分で登録もできる。案内中にその場所に接近すると、警告音とともに「スピードにご注意ください」とアナウンスされる(画像クリックで拡大)

PSPの長い画面を利用した縦画面モード。セレクトボタンでいつでも切り替えられる。より先の道の地図を視認しやすくなるが、交差点や高速入口での横2画面モードは表示されなくなる。徒歩でも使用しやすくなった(画像クリックで拡大)