今回はソニーのAVアンプ「TA-DA5300ES」編の最終回。本体をセットアップし、デジタル放送を5.1chサラウンドで楽しめるようにしたところで、最後はさまざまなAV機器やPS3、Wiiなどのゲーム機でサラウンド音声を楽しむことにしよう。
ソニーBDレコーダー「BDZ-V9」はリモコンもバッチリ使える!
TA-DA5300ESに接続して使いたい機器として第一に挙げられるのは、やはりBDやDVDなどのホームシアター機器やハイビジョンレコーダーだろう。今回はTA-DA5300ESと接続する際に、最もよく使う「HDMI1」端子にソニーのBDレコーダー「BDZ-V9」をセットした。AVセレクター的な機能に限って言えば、これでリモコンの「HDMI1」を選ぶだけで簡単にBDZ-V9の映像・音声に切り替えられる。
次のステップとして挑戦したいのが、録画や再生などの操作もTA-DA5300ESのリモコンから操作できるようにすることだ。BDZ-V9とTA-DA5300ESはどちらもソニー製なので、リモコンコードが取扱説明書に掲載されており、あっさりと使用できるようになった。
BDZ-V9を実際に使ってみてビックリしたのが、本当に「BDZ-V9のリモコンが不要になるかもしれない?」というレベルで操作ができることだ。当然のようにボタンのある再生や停止、早送り早戻しはもちろん、ソニー独自のフラッシュ(15秒送り)もTA-DA5300ESのリモコンにそろっている。
さらにBDレコーダーのメニュー操作に使う「ホーム」(TA-DA5300ESの「MENU」)や「オプション」(同「OPTIONS」)といった主要ボタンもそのまま使用できてしまった。番組表の表示や手動の録画スタート、チャプター設定などといった細かいボタンこそないものの、同じようなことはメニュー表示から行えるので、TA-DA5300ESのリモコンで完全に代用できる。同一メーカーだけあって、相性の良さは抜群だ。
ホームシアターの音質という面でも、次世代DVDのBD-ROM作品の音声フォーマットにほぼすべて対応している。TA-DA5300ESがAVアンプとして“買い”な理由は、次世代DVDが採用する最も高音質な音声「リニアPCM」「ドルビーTrueHD」「DTS-HDマスターオーディオ」まで含めてフル対応したことにある。
最新BDレコーダーのソニー「BDZ-X90」や松下電器産業「DMR-BW900」などの手配が間に合わず、プレーヤーにBDZ-V9を使ったため「ドルビーTrueHD」「DTS-HDマスターオーディオ」の試聴は果たせなかったのだが……実は後ほど紹介するPS3を使えば「ドルビーTrueHD」の音声も再生できるので、改めて触れたい。
もっとも、BDZ-V9で対応できるリニアPCMの音声についても、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(SPE)の作品を中心に多数のタイトルで採用している。BD-ROM作品のリニアPCM音声をDVDと同等の「ドルビーデジタル」の音声と比べると、音の厚みがしっかりとあり、甲高い金属音のような音もキレイに聞こえて音質は文句なし! 放送はもちろん、DVDと比べても段違いに音が良い。音質を気にしたことがないような人でも、聞き比べれば「これぞ次世代」と音の良さを実感できるはずだ。
| 『スパイダーマン3』(SPE)は英語音声をリニアPCMで収録している。サラウンド的に聞き所はたくさんあるが、主人公のピーターがハリーの襲撃を受けるシーンなど、音の厚みと難しいガラスの炸裂音などがしっかり聞こえる | ほかにも、バンダイビジュアル『攻殻機動隊』、ギャガ・コミュニケーションズ『バベル』など、BD作品にはリニアPCM収録の作品が沢山ある |
BDZ-V9を正しく使えたことで、また一つリモコンの共通化が完了。前回のテレビリモコンに引き続き、6つあったリモコンは4つに減らすことができた。続いて、残りのハイビジョンレコーダー群とPS3のリモコン共通化にも挑戦してみよう。











