今回は、J-ROCKバンド3組をメタル斬り。「UVERworld」「THE BACK HORN」「Superfly」の新曲はいずれもマーティのギタリスト魂を大いに刺激したという。

なお12月4日発売の08年1月号(表紙・新垣結衣)では、「MEG」とそのプロデューサーで「Perfume」も手がける「中田ヤスタカ」、「電気グルーヴ」「倉木麻衣」を分析しています。こちらもどうぞ。

 J-ROCKの中堅バンド3組の新曲を聴いたんだけど、どれも僕のギタリストとしての魂がめちゃくちゃ刺激されるギターサウンドでした。

 UVERworld(ウーバーワールド)の『浮世CROSSING』は、ポップなメロディーが印象に残る疾走感あるロックチューンです。

UVERworld
『浮世CROSSING』
ドラマ『働きマン』主題歌。「このバンドの曲は、ボーカルとかメロディーラインとかを抜いて、ギターとベースとドラムだけにしたら全然違うイメージのヘビーメタルサウンドになると思います」。

 面白いのは7弦ギターの使い方。一般的な6弦ギターと比べると、7弦ギターの音は低くて太いのが特徴です。だからヘビーメタルの中でもデスメタルみたいに、特にダークでヘビーなジャンルの曲で使われることが多いんです。その7弦ギターを、こんなポップできれいなメロディーと融合させるなんて洋楽ではあり得ない。だってこの曲のボーカルメロディーは、速度を落とすと、60年代のシュープリームスの『ベイビー・ラヴ』みたいな懐かしいスイートさじゃん。それに7弦ギターのゴリゴリの音を重ねるのが、このバンドのチャームポイントです。

 HIGH and MIGHTY COLOR(ハイ・アンド・マイティ・カラー)も7弦ギターを使っていると思うんだけど、7弦のヘビーサウンドと懐かし系メロディーの組み合わせはJ-ROCKならではの特徴かもしれません。