ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田 覚氏による連載。今回はセキュリティソフトについて。セキュリティソフトはセキュリティ対策ができていて当たり前。「これからはレスポンスや、使いやすさなどが重要になる」と戸田氏は予言する!
よく、Windows Vistaは起動が遅いという声を聞く。だが、Windows Vistaが遅いのではなく、使い込んだWindows Vistaが遅いことも多くある。つまり、今起動が遅いと感じているパソコンでも、リカバリーしてみるといい。まっさらになった最初の起動は、驚くほど短時間な場合があるはずだ。
パソコンを使い込むに従って、色々な常駐ソフトがインストールされ、結果として起動が遅くなっていることが多いのだ。ちなみに僕の場合、タスクバーの右に表示されているアイコンは18個。ただし、アクティブではないときに非表示にしてあるので、この数に収まっている。実際には、数え切れないほどのソフトが常駐しているのだ。OSの起動と同時にこれらを読み込んでるのだから重くなるに決まっている。
レスポンス向上に注力したという最新の「ノートン・インターネットセキュリティ2008」。希望小売価格は3ユーザー/1年が8190円、5ユーザー/1年が1万5960円、10ユーザー/1年が3万135円。ダウンロード版はそれぞれ6300円、1万2285円、2万3100円
もう一つ、OSを重く感じさせているのがセキュリティソフトだ。OS起動時以外にも、色々な場面で活動して、パフォーマンスを下げている。とはいえ、利用しないのも非常に心配だ。自分だけがトラブルを被るならまだしも、人に迷惑を掛ける可能性があるのだから、普通の神経ならインストールせずにはいられない。
ところが、セキュリティソフトのメーカーもその点はちゃんと気づいている。
「ここ最近の開発で、最も重要視しているのがパフォーマンスです。2年前のバージョンまでは確かに重くて遅く、ユーザーからも多くのリクエストをいただきました。そこで、パフォーマンスを改善し、最新バージョンではレスポンスが大きく向上しています」(シマンテック シニアリージョナルプロダクトマーケティングマネージャ 風間彩氏)
取材の際にいただいたシマンテックの資料を見ると、使用するメモリーを軽減し、ダウンロードやInternet Explorerの起動時間を高速化しているという。
具体的な数字で発表されているのだが、興味深いのは、あえてロースペックマシンで評価している点だ。Pentium 4と256MBメモリーのマシンでチェックしているという。OSはWindows XPだ。











