ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田 覚氏による連載。今回は値下がりを続けるノートPCについて。ユーザーにとっては非常にうれしい話だが、戸田氏はこの事態に背筋を寒くするのであった!

 秋冬モデルの価格も、いよいよ底値に近づいてきた。いや、めちゃくちゃに値下がりしていると言ってもいいだろう。

 来るべきボーナス商戦を前に、ユーザーとしてはうれしい限りである。

 dynabook AX/53DFMV-BIBLO NF40Xが12万円台というのは、さほど驚かない。いつものことだ。他にも13万円台前半のノートがいくつもあるし、例によってシャープはMebius PC-WE40Vなど13万円以下の激安モデルを投入している。これも、毎シーズン同様だ。

写真のdynabook AX/53Dのように、今シーズンは12万円台で買えるA4ノートPCがごろごろしている(画像クリックで拡大)

 注目したいのは、Core 2 Duoを搭載したモデルの激安化だ。dynabook TX/65Dが最廉価で15万4800円。ただし、クロック周波数がやや落ちるのであまりおすすめしない。

 5000円高の15万9800円で手が届く、FMV-BIBLO NF70XLaVie L LL800/KGこそが真の買い得モデルだ。しかも、大手量販店でのポイント還元はそれぞれ15%と20%である(原稿執筆時)。12万円クラスのノートのポイント還元は10%程度と少ない上に、分母が小さいからお得感が少ない。だが、15万円台の20%還元なら、ざっくり言って、約3万円分のポイントが付くのだ。考えようによっては、12万~13万円で買えてしまうのである。

 このクラスになると、液晶も一段上になり、低価格モデルに比べたときの優位点は、処理性能だけではないのだ。さらにUSB端子の数も変わってくるケースがあることをご存じだろうか? 上位機のUSB端子は5基が標準だ。NECの場合、下位のLL550/KGは4基、LL370/KGにいたっては3基しかない。もちろん、ライバルたる富士通も下位モデルのNF40Xは3基で、どう考えても力不足だ。メインマシンに使うには、最低4基、できれば5基は欲しい。

 価格、処理性能、拡張性、液晶など、すべての観点でチェックして、15万円台のCore 2 Duoモデルは、超お買い得なのだ。こう考えると、あまり値下がりしないソニーのVAIO type Cあたりが、異様に高く見えてくる。