近年、デジタル家電の価格が下落する一方、白モノ家電は売れ筋価格の2~3倍もする「高価なモノ」がよく売れているそうです。ヒット商品の特徴は、「高付加価値化」。そこには、ちょっとオトコには思いつかない、家電の“ヘビーユーザー”である女性ならではの発想やニーズが、ふんだんに盛り込まれているのではないでしょうか。

 今回取り上げるのは、シャープの『ヘルシオ』。オーブンレンジ市場に、業界で初めて過熱水蒸気を使って調理する「ウォーター・オーブン」という新しいカテゴリーを生み出し、高付加価値化の先べんを付けた大ヒット商品です。“水で焼く”方式が脱油・減塩の効果をもたらす「新しい健康調理器」として注目され、2004年9月発売の初年度で10万台、累計で現在までに約50万台が売れました。発売以来、改良が重ねられ、今年9月には第四世代が登場しています。

ヘルシオ Pro AX-2000-R(レッド系)定価販売価格は15万円前後(画像クリックで拡大)

 そう、毎日キッチンで使う家電といえば、やはり利用者は女性が主役。ヘルシオのどんなメリットが奥サマに喜ばれているのでしょうか?

 シャープ電化システム事業本部商品企画部の田中隆さん、同部署で調理ソフトを担当する古垣晴美さん、そして広報担当の福川祥子さんに話を伺いました。

シャープ電化システム事業本部 調理システム事業部 商品企画部 副参事 田中隆さんと、同係長の古垣晴美さん