「CEATEC JAPAN 2007」が10月2日から6日の5日間、千葉県千葉市の幕張メッセで開催された。今年はマイクロソフトがCEATECに初めて出展し、初日の基調講演に同社執行役 専務 デジタルライフスタイル推進・OEM担当 眞柄泰利氏が登場した。

 眞柄氏は「デジタルライフスタイル新世代」と題したプレゼンテーションを行った(ニュース記事はこちら)。その中でサービス革新として紹介されたのが、「Windows Live」とWindows Vistaのシームレスな連携によるサービスだ。

 いくつかのサービスが紹介されたのだが、筆者がその中で注目したいのが「Windows Live フォトギャラリー」である。ご存じの通り、Windows Vistaには写真管理ソフトの「Windows フォトギャラリー」があるが、Windows Live フォトギャラリーは、その後継ソフトにあたる。正式版は11月に登場する予定で、現在はβ版が公開されている。今回はこれを試してみたい。

まずはソフトを入手しよう。Windows Live ベータ(http://get.live.com/betas/home)にアクセスして、「Windows Live フォトギャラリー Beta」をクリックする。Windows VistaとWindows XP SP2で利用できる。「ダウンロード」をクリックし(右)、ダウンロードが終わったらインストールしよう(画像クリックで拡大)

 インストールが完了したら、早速起動してみよう。Vista付属のWindows フォトギャラリーと見た目は大差ないが、目玉機能として、高度なパノラマ写真作成機能が追加されている。数枚の写真を解析して組み合わせることで、大きなパノラマ写真に合成してくれる。同社の画像編集管理ソフト「Digital Image」が備えていた機能を発展させたもので、それを無料で使えるというわけだ。操作は非常にシンプルで、パノラマ写真にしたい画像を選択して、「作成」メニューから「パノラマ写真の作成」を選ぶだけだ。

 作成にかかる時間は、写真の枚数やパソコンの性能で変わる。合成したい写真の中身(色味や構図など)でも時間は変わってくる。ノートPC(CPUはTurion 64 X2 TL-52、メモリーは1GB)で、20枚の写真を合成するテストを何度か行ったが、所要時間は5分程度で済んだものもあれば、30分以上かかったものもあった。

「Windows Live フォトギャラリー Beta」を起動したところ。Vista付属の「Windows フォトギャラリー」と見た目はほとんど同じだが、メニューが若干異なる(画像クリックで拡大) パノラマ写真にしたい画像をまとめて選択し、「作成」メニューから「パノラマ写真の作成」を選ぶ。操作はこれだけで、とても簡単。ちなみに、「ムービーの作成」を選ぶと「Windowsムービーメーカー」が起動してスライドショームービーが作成される(画像クリックで拡大)
完成したパノラマ写真。画質はちょっと荒めだが、繋ぎ目は自然できれいに仕上がっている(画像クリックで拡大)

フォトレタッチも可能

 合成した写真は、Windows Live フォトギャラリー Betaの機能を使ってフォトレタッチできる。ヒストグラムやシャープネスなどが調整できる。細かなトリミング機能など、レタッチ機能はWindows フォトギャラリーから大幅に改良されている。注意したいのは、元々サイズの大きいデジカメ写真を大量に繋ぎ合わせてパノラマ写真を作ると、完成したパノラマ写真のサイズが巨大になってしまうこと。「ファイル」メニューから「サイズ変更」を選び、適度な大きさにリサイズしよう。

レタッチ機能も改良されていて、より細かなレタッチが可能になっている(画像クリックで拡大) 必要なところをトリミングして完成。必要に応じてリサイズしておこう(画像クリックで拡大)

 ほかにも何枚か試してみた。

写真をまとめて選択したら、右クリックして「パノラマ写真の作成」を選んでもOK(左)。右が完成したパノラマ写真。これぐらいのシンプルな写真の合成なら短時間でできる(画像クリックで拡大)
合成は上下左右問わずにできる。これはビルの写真を合成してみたところ(画像クリックで拡大)