CPUは“なるべく”デュアルコア

 次に重要なのはCPUだ。メモリー1GBと2GBでの体感速度の差は非常に大きいが、CeleronなどのシングルコアCPUと、Core 2 DuoなどのデュアルコアCPUの違いによる体感速度の差は、確かにあるもののそこまで大きくはない。

 とはいえ、バックグラウンドで動くプログラム(Windows Defenderや検索のためのインデックス作成など)が多いVistaでは、デュアルコアCPUの方が望ましい。ウイルス対策ソフトなど、ほかにも常駐プログラムが多いことを考えるとなおさらだ。クロック周波数よりも、まずデュアルコアCPUであることの方を大切にしたい。

 インテル製のCPUならCore 2 Duo、Core Duo、Pentium Dual Core(Pentium E)を搭載したもの。AMDならAthlon 64 X2、Turion 64 X2を搭載したものを選ぼう。Pentium Dual Coreとは、最近登場したPentiumブランドのデュアルコアCPUで、Core 2 Duoの廉価版に位置づけられるものだ。

今夏注目の1台であるソニーの「VAIO type T」。店頭モデルの「VGN-TZ50B」は、シングルコアCPUであるCeleron Mで、正直魅力的とは言えない。しかし、直販モデルの「VAIO・OWNER・MADEモデル」の「VGN-TZ90」(関連記事)なら、デュアルコアCPU、2GBのメモリー、HDDの代わりにフラッシュメモリーのSSDなどが選べる
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携帯ノートの定番、松下電器産業の「Let'snote」シリーズは全モデルがデュアルコアCPUを搭載。省電力性能を優先するため、処理性能が低くなりがちなモバイルノートでも、デュアルコアCPU搭載ならWindows Vistaを実用的な速度で使える。写真は「Let'snote R6」の限定モデル「ジェットブラック」
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結 論 Vistaはバックグラウンド処理が多い! メールやWebブラウジングなどの用途でもデュアルコアCPU搭載パソコンを選びたい

グラフィックスがチップセット内蔵ならインテル965系!

 CPUと同じぐらい重要なのがグラフィックス機能だ。チップセットに内蔵したタイプと、独立したグラフィックスチップとがある。注意したいのはチップセット内蔵タイプ。1世代前のインテル945系チップセット内蔵のグラフィックス機能は、性能的にVistaの特徴であるWindows Aeroが使える最低限度のラインだ。これに、メモリーが最低ラインの1GBだったり、CPUがシングルコアの場合は、Vistaの動作に少なからずストレスを感じることになるだろう。夏モデルでは、処理性能よりも省電力性能を重視するモバイルノートに採用モデルが多い。

 これに対して、最新のインテル965系チップセット内蔵のグラフィックス機能は、Windows Aeroをずっと快適に使える。チップセット内蔵グラフィックスなら、最低でもインテル965系かどうかを確認しよう。

「パフォーマンスの情報とツール」で各項目の数値が「3」以上であることが、Vistaを快適に使えるかどうかの一つの目安だ。グラフィックス性能を見る場合は「グラフィックス」の数値を見よう。インテル965系内蔵のグラフィックス機能は、このように3以上をマークする。これぐらいの性能を最低ラインと考えよう
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インテル945系内蔵グラフィックス機能では、このように2点程度。Windows Aeroは利用できるが、快適に使えるとは言えない
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これはRADEON XPRESS 1200チップセット内蔵のスコア。これも3以上をマークしている。RADEON XPRESS 1250、RADEON XPRESS 1100も同様で、インテル965系内蔵より少し劣るものの、Windows Aeroを実用的な速度で使う最低ラインには達している
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独立したグラフィックスチップの例。NVIDIAのGeForce 8400M GTは最新のグラフィックチップ。ハイエンドではないが、スコアは5.9に達している。独立タイプのグラフィックスチップが本当はオススメだが、その分コストに比例するのが心苦しいところだ
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結 論 独立タイプの最新グラフィックスチップがベスト。チップセット内蔵ならインテル965系内蔵が最低ライン。インテル945系内蔵はちょっと苦しい

NEXTドライブ周りは次世代ものに注目