今回はNHK放送技術研究所で開催された「技研公開2007」レポート第3回。360度の映像を表示できる“ぐるっとビジョン”や、高速で移動するボールの継ぎ目まで撮影できる高速度高感度カメラなどで、撮影技術の“今”を感じた堀切さん。続いて、実用へ向けて開発が進んでいる未来の技術を見せてもらいました。(取材・構成 福村 美由紀)

手で触れるような立体テレビシステム

 遊園地のアトラクションで、専用の眼鏡をかけて楽しむ“飛び出すムービー”。それが自宅で、特殊な眼鏡や装備なしに楽しめるのが「インテグラル立体テレビシステム」です。

堀切さん 「普通のテレビなのに映像が飛び出して見えますね。不思議です!」

裸眼でも映像が立体的に見える「インテグラル立体テレビ」
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担当者 「首を横や斜めに傾けてみてください。横から見ても、立体的に見えるでしょう? スーパーハイビジョン映像技術を応用して、立体映像を見ることができる範囲(視域)を拡大しているんです」

堀切さん 「本当に目の前に実物があるみたいですね。立体映像はどうやって撮影するのですか?」

担当者 「撮影にはスーパーハイビジョンカメラを使い、微小『レンズアレー』を通します。表示のときもスーパーハイビジョンプロジェクターから表示用のレンズアレーを通しています。立体テレビは、スーパーハイビジョンの次のテレビなんです。触れるような映像、その場にいるような映像という意味で、“テレセンス”というテーマを掲げています」

「レンズアレー」を用いることで見る位置によって映像が変わるため、裸眼でも立体に見える。寝ころんでも立体的になるとのことだ
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3D映像に驚きを隠せない堀切さん。写真ではお見せできないのが残念!
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堀切さん 「大きく、美しく進化してきた映像がとうとう、立体に進んでいくんですね。今はまだちょっと表示が粗いような気がしますが、いつごろ実用化するのでしょうか?」

担当者 「あと5〜6年研究が進めば、もっと鮮明に美しい立体映像をお見せできると思います。楽しみに待っていてください」

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