中国にも周辺機器専業メーカーはある。こうした企業は、日本だとアイ・オー・データ機器や少し前のバッファローのような、ハードディスク、光学ディスク、ネットワーク機器、メモリーなどを扱うメーカーと、エレコムなどのキーボードやマウスなどのサプライ用品を主に販売するメーカー、それにソルダムやオウルテックのようなアセンブリパーツを販売するメーカーに分けられる。しかし、一般的な中国周辺機器メーカーの製品ラインアップは、日本のいずれのタイプとも異なる。

 中国の周辺機器メーカーの取り扱い商品は、様々なデザインのUSBメモリーのほか、WEBカメラやmp3プレーヤー、ICレコーダー、ポータブルフォトストレージ、そしてキーボードにマウス、おまけにATX電源やPCケースと、実に多種多様だ。どの企業も幅広いジャンルをカバーしているものの、なぜか日本では人気のある外付けハードディスクや、TVチューナーボードはない。


中国のデジカメといえば「愛国者」なのだ

 一度名前を聞いたら忘れそうにない(?)“aigo”こと「愛国者(社名は北京華旗資訊数碼科技有限公司で「愛国者」はブランド名)」は、中国周辺機器メーカーの最大手。多様なラインアップを抱えているのは当然のこと、他のメーカーでは扱わないデジタルカメラまでそろえているのはさすがといったところ。

中国の電脳街の電脳ビルに「愛国者」の巨大広告 電脳街の中の愛国者ショップ

 実は愛国者ブランドのデジカメは、中国を代表するデジカメなのだ。同ブランドの新しいデジカメがリリースされるたびに、中国のIT系WEBメディアはこぞってその製品を紹介する。それほど気合いの入った商品であり、単なるラインアップの拡充を狙った“おまけ的デジカメ”とはわけが違うのだ。

「欲しけりゃ、中国人による800万画素のを使いな!」という内容のデジカメ広告

 デジカメの紹介に入る前に、愛国者を知らない読者のために、デジカメ以外のラインアップを軽く見ていこう。今回は、6点ほどネーミングやデザインにインパクトあふれる製品を筆者がピックアップした。当然、愛国者の製品にはおもしろいものがまだまだごまんとある。それは今後のお楽しみにということで。

愛国者製キーボード、その名も「愛国者英雄鍵盤(キーボード)」 愛国者製ポータブルビデオプレーヤー、その名も「愛国者視覚王mp5」。mp5とはかなり先進的だ

英語学習者のために特化した学習機「愛国者糾音機」。愛国者のラインアップは実に幅広いのだ 愛国者のPCケース、その名も「空軍一号」。愛国者ならではのネーミングか

愛国者のUSBメモリー「迪士尼系列(ディズニーシリーズ)」。ロゴが入っているから、もちろん版権は取得してるよね? 愛国者のマウス「愛国者人体工学ネットカフェマウス」。人体工学を考えたネットカフェ用マウス。日本にはないニーズだ

NEXT画素重視の姿勢。肝心の画質は……