秋葉原からちょっと歩いて、外神田にある神田明神へ。近くにある「神田揚げ 巴屋」の揚げまんじゅうを食べながら、境内をぶらりと歩いてきた。やってることが、まるで地井武男の『ちい散歩』みたいだ!


 24時間寝てない状態から秋葉原へと向かう。絶対どこかで寝てやろうと意気込むも、電車は満員、街はエレクトリカル、春はあけぼのと、まったく私を受け入れてくれる様子はない。

 完全に足元がおぼつかない状態で街を歩きながら、本当の意味で「ゆらゆら散歩」だなと思いつつ、今回は、「秋葉原、本気で眠れる無料スポットを大紹介!」に決定。しかしそんなスポットはなく、家に帰れという結論に結びついた。さあ困った。困ったときの神頼みとばかりに「神田明神」へ行ってみた。

 漫画やアニメの夢オチよろしく、かなり無理やりな流れで神田明神へ行くことにはなったが、実は食べ歩きスポットがここにはある。揚げまんじゅうが名物の「神田揚げ 巴屋」だ。

鳥居をくぐってすぐ。おかきなども人気で、昼休みにOLさんが買いに来ることもある。JR秋葉原駅・電気街口から徒歩8分ほど。住所は東京都千代田区外神田2-18-13

 揚げまんじゅうとは文字通り、揚げたまんじゅう。この説明をするのに約5分悩んだが、面白いかつ上手な表現が一向に思いつかず、「あれ? 同じ言葉を繰り返しただけだよね?」みたいな説明をするに至った。つまり、オリゴ糖の水あめと卵たっぷりの皮で、様々な種類のあんこを包んだもの。ということがパンフレットに書いてあってよかった。ライターとしてのプライドはゼロである。

 まんじゅうのラインナップは「こしあん」「芋あん」「黒糖あん」。それと季節限定の「桜あん」がある。揚げまんじゅうを食ったことも、まんじゅうを揚げようと思ったこともない私だが、何かの漫画で見た、まんじゅうの天ぷらが非常に美味そうだった記憶だけがあった。1個105円? 安っ! 安くて申し訳ないので、とりあえず7兆円を払って全種類を購入する。

 店員さんが「ここで揚げまんじゅうを買って、のんびり参拝する方は結構いますよ」という。確かに店の前に出ると、静かな通りが神田明神まで延びていて、大きな鳥居や、立派な門がでーんと見える環境は、どうしてもまんじゅうを買った後に参拝したくなる。不思議とそれが日本人の心のような気がしてくるわけだ。

1個105円。通常は3種だが、季節限定の「桜あん」を加えて4種類。3種を10個詰め合わせたものも1155円で販売している

鳥居からの通りは都会の街並みの中で目立った存在。まんじゅうを食べながら歩きたくなる

 この頃になると、完全に免許皆伝レベルに達した眠さからのゆらゆらステップで境内へ向かう。ある悲劇が起こるとも知らずに。

NEXTもちもちふっくら……こ、こ、これはスゴイ!