ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)のプレイステーション・ポータブル(PSP)を“携帯ガジェット”に進化させるアイテムが、2006年末にエディアから発売された。今回試した「MAPLUSポータブルナビ」は、先行発売となったPSPの周辺機器「GPSレシーバー」に連動し、現在位置の地図表示やナビゲーションを行ってくれるというもの。ゲーム的な遊びの要素は一切なく、あくまでツールに徹している。
“携帯ゲーム機+GPS”という組み合わせは、かつて実売一歩手前まで進んだものはあったが、実際に発売までこぎ着けたのは実はこれが初めて。PSPのガジェット感覚と地図が大好物の筆者は発売日に同製品を購入し、実際に試してみた。なお、価格はソフト単品が7140円、GPSレシーバー同こん版が1万500円となっている。
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▲ GPSは本体裏側に折りたためる。スマートだが、クリックなどはないため移動中の振動などで折りたたまれてしまうこともあった。ただ一度衛星を測位してしまえば、折りたたんだ状態でも支障はなかった |
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| ■容量の多い地図データの問題はUMDでカバー |
この手のGPS関連のアイテムで一番問題となるのが、地図データを格納するための“器”をどうするかということ。しかし、1.8GBの容量を持つPSPのUMDならば、この問題は難なく解消。ソフトには、日本全国の6段階ズームが可能な地図データが収納されている。
マップソースは比較的新しく、ここ半年前後にできたコンビニエンスストアやコインパークなども反映されている。ただし地図ソフトとしてはやや貧弱で、国道も路地もすべて1ドットの線で表示される点や、交差点名や一部のランドマークが地図に表示されない点がもどかしい。06年4月にゼンリンから発売されたPSP用の地図ソフト「みんなの地図」と比べると、明らかに見劣りしてしまうのだ。これについては、あくまでナビ向けの地図と理解すべきだろうか。
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| ▲ 検索先を決定するとその周囲の地図が表示され、移動先の目的地にできる。「クイックスタート」は、検索前に地図表示していた場所から目的地までのルートをその場で検索し、すぐにルート案内が開始されるモードだ 【画像クリックで拡大表示されます】 |
▲ 「MAPLUS」のホームページでは、全国の主要観光スポットやユーザーが登録したガイドデータをダウンロードできる。これをPCからメモリースティックに保存して読み込んで、自分だけのガイドが作れるのは楽しい 【画像クリックで拡大表示されます】 |
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| ■想定外(?)の自転車での使用感はいかに!? |
筆者は実はこの製品を自転車で使うことを考えて購入した次第で、まず問題となったのが自転車へのPSPの取り付け。メーカーにとっては想定外の使用方法なので、当然、専用の周辺機器などはない。そこでネットでいくつか検索して、米国製の「RAMマウントシステム」なる製品があることを知り、これを購入。PSPにフィットする横置きホルダーを1.75インチのアームとハンドルバーマウントを使って無事ハンドルへ取り付けた。
ナビには「クルマモード」と「徒歩モード」があり、自転車で使うなら細かな路地を使って最短距離を検索してくれる後者が使いやすい。現在位置をGPSで測位して、目的地を決めれば、ソフトが最短ルートを検索し、ルート案内が開始される。実際、徒歩ではPSPというハードの形状ゆえいまひとつ使いづらいが、自転車に固定すると長距離でも使いやすくなった。
起動時やスリープからの復帰時は、まず上空の衛星を捕捉するための「測位」が行われる。これは通常、開けた場所なら数十秒、街中なら数分かかる。急いでいるときは多少イライラするが、GPSには必須のプロセスなので我慢して待とう。一度衛星を捕捉してしまえば、トンネルやアーケード下などに入ったりしない限り、現在位置は表示される。

















