2006年のケータイで最もホットな話題といえば、やはり「ワンセグ」だろう。従来のアナログ放送を遥かに超える画質が特徴で、テレビを快適に持ち歩くことを可能にした。電車で、カフェで、飲み屋で、職場でテレビを見られるワンセグは、着々とケータイの機能の定番になってきている。
ワンセグケータイ登場以来、端末をワンセグを見やすいように変形する設計が各社でされてきた。回転2軸から90度回転させるもの、「予想外の動き」のサイクロイド、180度曲げるモバイルシアタースタイルまで、まさに変幻自在といったところだ。また、機能の面でも家電を選ぶのとは見るスペックが違ってくるワンセグ。注目点をまとめながら紹介しよう。
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| ■そもそもワンセグってなに? |
ワンセグは、地上デジタル放送の1つで、移動中の端末でテレビを見るためのものだ。普通の「地デジ」とどう違うかというと、従来のアナログ放送では1チャンネルの電波を分けることはなかったが、デジタル放送では1チャンネルあたり13個の「セグメント」に分かれている。このうち12個が家で視聴できる地デジで、高画質の放送を楽しめる。13個のうち残った1つのセグメントを利用する「1セグメント放送」が06年4月に始まり、略して「ワンセグ」というわけだ。現在は普通の放送と同じ放送を流す「サイマル放送」が行われている。
ワンセグの大きな特徴が「データ放送」だ。ケータイで見ることを考えて作られており、Webサイトを見る感覚で今放送中の番組の情報を見ることができる。また、途中でウェブに接続して詳しい情報を得ることもできる。スポーツ観戦中は選手や得点の情報が、音楽番組では曲の情報が、ショッピング番組ではその場で購入することもできる。データ放送を利用した通販では、購入率が非常に高いという調査結果も出ているくらい便利なのだ。
普通のアナログ放送を見ていると、外国の映画で字幕が出てくる。この字幕は、ワンセグではニュースやドラマなど多くの番組にデータとしてついてくる。音を出せない環境でも、字幕を見て視聴できるというわけだ。字幕はデータなので、消すこともできる。ワンセグの映像の大きな要素は放送、データ放送、字幕。この3つの見せ方も端末によって変わってくる。
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| ■ワンセグケータイのスペックの見方 |
さてこのワンセグ、機種を選ぶ際の基準も普通のテレビとは異なってくる。まず、画面の解像度。普通のケータイはQVGA(240×320ドット)だが、ワンセグ対応のケータイでは画面をフルに使って表示するため、ワイドQVGA、WQVGA(240×400ドット)のものが多い。ちなみにWQVGAはテレビのワイド画面(16:9)と微妙に比率が違うため、「W44S」では240×432ドットとより近い「フルワイドQVGA」を搭載している。
また、ワンセグケータイは3インチなど大型の液晶を搭載しているものが多い。視聴する際に画面が大きいと、画質がよい気さえしてしまうくらい、画面サイズは効いてくる。しかし大型液晶を積んだ機種は、140g程度と重くなってしまう。「D903i」などは125gと軽く、普通のケータイとほぼ変わらないワンセグケータイだ。大型液晶と普通のサイズ、どちらを選ぶかはワンセグをどれだけ使うかによって分かれるだろう。
ケータイで受信するのだからバッテリーの持ちである最大受信時間も重要だ。また、録画機能にも各機種に微妙な違いがある。まず、microSDなどの外部メモリに録画できるかどうか。最初期のワンセグでは仕様上制限されていたが、最近は対応機種も増えてきた。また、予約録画機能も、使い道がちょっと難しいがあったらうれしい機能だ。
このほかにも、ワンセグを見ながらメールを見られるマルチタスク機能などのチェックポイントがある。06年秋から07年初頭にかけて発売されるワンセグ端末の機能を、表にしてまとめてみた。
| ●ワンセグケータイの機能 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ▲ 大きく分けてワンセグに力を入れたケータイと普通のケータイにワンセグ機能を付けたものの2種類がある |











