PS3の発売日に寒空の下で徹夜して、引いてしまった風邪もようやく治りつつある。段ボールと新聞紙にくるまって雨風をしのいだのも、今となっては(決して楽しくはないが)いい思い出だ。編集部用のPS3にもなんだか愛着が出てきてしまい、ちょっとヤバい雰囲気。PS3はいまだに入手困難が続いているようで、今度こそ自分用を買おうと、取材の合間にゲリラ販売があるという大手量販店に立ち寄るのがクセになってきた。

 さて、デジタルARENAに掲載されている「本体と同時発売の『5タイトル』を総チェック!」を見ても、PS3のローンチタイトル(ハードウエアと同時発売のタイトル)は比較的コモディティで安心して遊べるが、目新しさに欠ける印象を受ける。数少ない友人に聞いてみても、「う〜ん」と返事を濁し、模様眺めを決め込んでいるようだった。

 最初は僕もそんな気分だった。だが「買っちゃおうかな」と心を動かしたのは、BDプレーヤーでもSACDプレーヤーとしての機能でもない、PS3の“ゲーム”だった。とは言っても、ローンチタイトルではなく、ダウンロードゲームだ。

PS3はネット上の専用サイト「PLAYSTATION Store」から有料・無料のゲームをダウンロードして遊べる

PS3だけでなく「PSP」用のゲームのダウンロードにも対応。とは言ってもPS3で遊べるわけではなく、PSPに転送して遊ぶ。懐かしのタイトルが手ごろな価格で手に入る

購入はカード決済だが、子供でも使えるようにプリペイド方式を採用している

僕がハマッたのは「BLAST FACTOR」と「まいにちいっしょ」

  僕がハマッたのは「BLAST FACTOR」というシューティングゲーム。日頃シューティングなんて、からっきしなのだが、アナログスティックとコントローラーの6軸センサーを駆使したゲームは、感覚的に遊べてすごく楽しい。以前「Rez.」というゲームが気に入って遊んだ覚えがあるが、なんだか同じような感覚で遊べるゲームだ。

 無料遊べるお試し版は3面まで。あとはクレジットカードで850円払えば、90面以上ある製品版をダウンロードできる。

映像と音、そして6軸センサーの操作感が心地よい「BLAST FACTOR」。ゲームはマイクロマシンで悪質なウイルスを駆逐するということらしい。そんな「ミクロの決死圏」チックな設定も“ツボ”だ。価格は840円 (C) Sony Computer Entertainment America

  そしてもう一つは、以前も紹介した「まいにちいっしょ」だ。これは初代PlayStationなど数々のSCEゲーム機でヒットを飛ばしてきた「どこでもいっしょ」のキャラクター、しろネコの「トロ」と悪友の「クロ」が登場するニュース番組形式のソフト。利用は無料だ。毎日更新され、PS3のHDDにダウンロードして楽しめる。

 内容はSCEの広報的なものから、ゲームやコントなどさまざま。「どこいつ」ファンとしては、首を長くして更新を待つようになってしまった。初代PS版で不覚にも涙した“どこいつバカ”としては、これを遊ぶだけでも……という気にさせられる。最近は「いつになったら、ピエールとかジュンが出てくるんだろう?」という、ヘンな期待感を持ちつつ、電源を入れている。

まいにちいっしょ」の画面。おなじみのトロとクロが、ニュースやクイズなどで楽しませてくれる。価格は無料 (C) Sony Computer Entertainment Inc.

「まいにちいっしょ」は14日分までHDDに保存される。内容の簡単なダイジェストは僕の個人ブログ「ケースイの毎朝更新♪録り逃し注意報!」の「PS3ってどうなの?」に書き込んでいこうと思う

  PS3はこの後もダウンロード形式のゲームをいくつか用意している。BLAST FACTORのデモ版を遊んでみて思ったが、やはり“お試し”してから買えるのはいいことだ。というのも、たまにしかゲームをしない僕のような人間は、面白そうなゲームを見つけるカンが働かないので、つまらないゲームばかり買ってしまう。体験版ならだいたいの感覚が伝わるので、ハズレを引くことも少なくなりそうだ。年内に販売される予定のタイトルをご紹介しよう。

デモ版やダウンロードゲームは、メニューの「PLAYSTATION Store」から入った画面でチェックできる

flOw」は海中生物に捕食させ進化させるゲーム。6軸検出システムに対応しているというので、感覚的な操作ができそうだ。年内ダウンロード開始予定とのことで、価格は未定 (C) Sony Computer Entertainment America

ほうっておくと、危険なとこへでも歩いていってしまう生物を操るパズルゲームの名作「レミングス」も配信中(価格:840円) (C) Sony Computer Entertainment Europe.

筆者紹介 鈴木 桂水(Keisui Suzuki,Reporter/Writer)
前回「エッライことになっている」と書いたのがこれ。実はまだテスト中なのだが、PS3で本格的なサラウンドのテストを行ったのだ。荷物を移動していたら、足に落としてけがするし、くたくた。近日中にアップします!