話題の無料デジカメプリントサービス「Priea」(http://priea.jp/)がついにサービスを開始した。ロゴの横に「β version」の表記があるが、内容的にはほぼ完成版といってもよい仕上がりになっている

 11月、デジカメプリントを無料で行ってくれるという異色の新サービス「Priea」がスタートした。街のDPEショップなどでは1枚十数円〜30円ほどするデジカメプリントをタダでしてくれるとあって、ネットではかなりの話題を集めているようだ。

 そこで、このPrieaのサービスを実際に利用し、登録や作業の手順、プリントの納期やクオリティーなどがどれぐらいなのかをチェックしてみることにした。「できれば利用したいと思っているが、タダというのが逆に気になって…」と感じている人は、ぜひ参考にしてほしい。

 Prieaの基本サービスに関してだが、「30枚1組のL判プリントが、ひと月に2回まで無料で利用できる」「その際の費用はいっさいかからないが、プリント内には広告が必ず含まれる」「プリント発送の際の送料も不要」「1ユーザーあたり2GBのネットアルバム機能が提供される」というもの。このように、無料のサービスにしては、なかなか充実した内容だ。なお、利用の際にはユーザー登録が必要で、その際に氏名や住所のほか、いくつかのアンケートに答える必要がある。また、登録する際のメールアドレスは、Yahoo!メールやGmailなどのフリーメールは不可となっている。


▼まずはユーザー登録を行おう▼家族構成や趣味なども入力する
サービスを利用するためには、無料の会員登録が必要だ。プリントの発送の際に必要になるので、名前や住所などを間違いなく入力しよう 引き続いて、持っているデジカメのメーカー名や飼っているペットなど、アンケート的な要素も入力する。これらも必須項目となっている

▼別ウインドウでメイン画面が現れる
会員登録が完了したら、登録時に入力したメールアドレスとパスワードを使ってログインしよう。すると、このメイン画面が別ウインドウで現れる。このウインドウで、デジカメ画像の登録や閲覧、プリントの申し込みなどの一連の作業が行えるのだ。全体のレイアウトがすっきりしているので、初めての人でも迷うことなく扱えるだろう。なお、すべてFlashの技術で作られているため、スペックの低いパソコンだと若干処理が重たくなる点には注意

▼まず、プリントしたいデジカメ画像をサーバーにアップロードする
まず、上部の水色のバーから「写真を登録」のボタンをクリックし、パソコンのハードディスクから好きな写真をサーバーへアップロードしよう。標準では、日付名のフォルダを自動作成したうえで、その中に画像が登録される。なお、1ユーザーあたり2GBもの容量が与えられるので、手当たり次第にアップロードしていくのもよいだろう。1回の作業で、最大30枚の画像を選択してアップロードできる

▼オンラインアルバムとしての使い勝手も良好!
アップロードが完了すると、画像のサムネイルが一覧で表示される。サムネイルをダブルクリックすることにより拡大表示でき、簡単なコメントを付けることも可能。サムネイル表示は、フォルダごとに表示する標準の「アルバム表示」のほか、Exif情報を基にした「カレンダー表示」や、気に入った写真のみ表示する「お気に入り表示」の3種類に切り替えられる。このように機能が強力なので、オンラインアルバムとしての使い勝手もなかなか上々だ

▼プリントしたい画像を選ぶ▼プリントする枚数を指定する
画像を登録したら、アルバムの中からプリントしたい画像を指定しよう。作業は簡単で、サムネイルを右端の「ドラッグ&ドロップで写真を追加」の部分にドラッグ&ドロップするだけだ。プリント指定した画像のサムネイルにはアイコンが表示される 続いて、プリント指定した写真を何枚プリントするかを指定しよう。1回に30枚プリントできるので、すべての写真を1枚ずつ選んでもよいし、1枚の写真を30枚プリントして周りの人に配るのもよい

▼プリントの送付先を指定する▼載る広告が一覧で確認できる
次は、プリントした写真の送付先を指定する。標準では、ユーザー登録時に記入した自宅あてに送られるが、知り合いに写真をプレゼントしたい場合などは、別の送付先を指定できる 送付先の指定が終わると、プリントにどのような広告が加えられるのかが表示される。いずれもデザイン的に好ましいものがほとんどで、写真の雰囲気を壊さないで済みそうなので一安心

▼写真と広告の割り当てを確認▼載せる広告を任意に選ぶことも可能
次の画面では、実際にどの写真にどのメーカーの広告が載るかを確認できる。「ロゴ」は写真内の隅に小さなロゴが入るタイプで、「ハーフ」はL判用紙の半分に写真が、半分に広告が入るタイプだ。基本的に自動で広告が割り当てられるが、広告ごとにどの写真を割り当てるかを指定することも可能だ

▼登録から5日で自宅にプリントが到着!
注文作業を行ってから4日後に、ヤマト運輸のメール便にてプリントが到着! 通常は1週間前後かかるということだが、今回は月曜日に注文を行ったことから土日をまたがずに済み、若干早く到着したのかもしれない。もちろん、このメール便の送料も先方持ちなのだ

▼プリントの品質は上々! 広告もさほど気にならない
届いたプリントを見て驚いたのが、そのクオリティーの高さ。街のデジカメプリントサービスとまったく同じ品質で、とてもタダとは思えない。ちなみに、用紙はコニカミノルタの「Long Life 100」を利用しており、長期保存性に関しても文句ナシ!

▼半分に広告が入る「ハーフ」タイプ▼隅にロゴが入る「ロゴ」タイプ
L判の半分に広告が入る「ハーフ」だと、さすがに肝心の写真は小さくなってしまうものの、サイズを気にしなければ思い切って境目で切ってしまうのも手かも。隅の部分に小さなロゴが入る「ロゴ」は、その存在があまり気にならないばかりか、ロゴ自体もおしゃれなものが多いのでオススメだ

▼縦位置写真の場合は、事前に広告の種類を選んでおくべし!
唯一困ったのが、プリントしたい写真が縦位置だった場合。「ハーフ」「ロゴ」の両方とも、広告は横位置写真をプリントした際に正しく見えるものばかりなので、縦位置写真に入れるとものすごく変な仕上がりになってしまう。そのため、縦位置写真をプリントしたい場合は、半分にカットすることを覚悟して「ハーフ」タイプを選ぶのがよいだろう

 このように、プリントのみならず送料も不要なうえ、プリントのクオリティーも高く、無料のサービスとしては十分満足できる仕上がりになっているのは間違いない。

 ただし気になるのが、プリントの発送済みメールを送信する際、400人を超えるユーザーの氏名とメールアドレスを誤送信してしまった、というトラブルが11月中旬に発生したことだ(経過報告とお詫びを記載したページはこちら)。このトラブルはシステムの不具合によるものということで、すでに該当システムの改修を行ったというが、サービス開始直後にこのようなトラブルが起こったのは不安を感じさせる。

 また、プリント内に広告が入ることにより、人にあげるにはいささか失礼かも…と感じる人もいるだろう。結婚式などとっておきの写真をプリントするにはちょっと…とも感じる。このように、多少使いどころが難しいともいえるのだが、「2GBのオンラインアルバムに、ひと月60枚の無料プリントがオマケで付いてくる」ぐらいに考えるのがよいのかもしれない。ぜひ、あなたなりのうまい活用法を見つけてみよう!(磯 修)

筆者紹介 磯 修(いそ・おさむ)
◇デジタルARENAのデジカメ&イメージングデバイス担当。次世代ゲーム機3製品をすべて購入したのはいいものの、全然プレイするヒマがなくてトホホ…。一番プレイしているのが、ニンテンドーDS用の「逆転裁判」(カプコン)だったりして。通勤電車の中でも遊べる携帯ゲーム機は、社会人の必需品!