秋葉原の電気街口を出てすぐの場所にある「アキバ献血ルーム」に行ってみた。針と血が怖くて献血をしたことがない筆者が、自身を追い詰め初献血。イメージ一新、むしろ献血にハマってしまう要素が満載だった。さらに、25年間生きてきて、いまだ不明な筆者の血液型は果たして!?


 JR秋葉原の駅を電気街口の右手から出て、徒歩40歩くらいの位置にある「アキバ献血ルーム」に向かう。改札を越えてから「さ〜て、ドラえもんの秘密道具をどう使ったら金儲けができるか考えっか」と、暇つぶしを試みたが、惜しくも考えがまとまらないうちにたどり着く近さだった。

ほぼ駅の目の前にある。今や観光地の秋葉原に来たついでに寄る人も多く、日本全国から集まってくるのだとか。「新秋葉原ビル」と書いてある扉から入る

 入り口のドアを開けて、10メートルほどの廊下を歩き、受付のある部屋へ向かう。この短くて長い廊下で、腕に針を刺す覚悟を決めろということだろうか。だが、献血の回数が王貞治のホームラン数を超えると言われたこの私には、覚悟の必要なんてない。生まれてから新生児室に入るまでに、とりあえず献血したという伝説を持つ私には、蚊に血を吸われるよりも日常的な行為だ。血を採るのが怖いやつは引っ込んでなさい! その者の分まで、私の血を採るがいいっ!

受付「今回、初めてですか?」

私「はい」

 さすがに事実を言わざるを得ない。もろくも、虚勢と嘘で塗り固められた心の装甲は冒頭で貫かれた。どうやら血液型が不明な私でも献血はOK。それどころか、血液型が判明するという。25年間も性格診断や占いのほとんどを頼れずに自力で生きてきた、夢のない生活とオサラバできるのだ。

 ああっ、しかし針が怖い、とにかく針が怖い、針すなおの出す辛い得点が怖い(「ものまね王座決定戦」より)。きっと血を採るのも、トラ柄の腰布1枚を巻いたマッチョマン2人に、吸血コウモリがわんさといる部屋へ蹴り入れられて、石でできた重い扉がゴゴゴと閉まって「ギャーーー」に違いない。

 そう怯えていたものの、待合室は非常に和やかな雰囲気で落ち着かせてくれた。しかも、献血素人には驚きの楽しい事実が山ほどあった。

明るい待合室は、入った瞬間リラックスできた

NEXTえっ、マンガ喫茶ですか???