アーティストのCD制作を資金面でサポートする「ミュージックファンド」。一口1万円程度から出資でき、ここでしか手に入らない特典をもらったり、CDの売り上げに応じた配当金を受け取ることができるという、音楽好きのためのファンドだ。アーティストの情報発信からファンドの申し込みまで、すべてネットで完結している敷居の低さも、注目ポイントの一つだ。

 前回まではミュージックファンドの狙いと、最新のファンド公募アーティスト「あかなぎ」についてインタビューしてきた。今回はミュージックファンドの買い方を、手順を追ってバーチャル体験してみよう。

まず最初に、ミュージックファンドのサイトにアクセス。「現在募集中のミュージックファンド」であかなぎ[MF-015]を探し、「詳細はこちら」ボタンを押す 詳細ページではあかなぎのプロフィールやメッセージ、「投資家向けメッセージ映像」を見ることができる

「試聴・映像」で、CD化される「HAPPYでいこう!」「いつかきっと…」の試聴が可能。次に「説明書を読む」ボタンを押してみよう 契約内容や「損益の分配のシミュレーション」をここで確認。さきほどの画面に戻り、「説明書を読んだ」欄にチェックを入れる。決心が固まったら、エイヤッ!と「ファンドを購入する」ボタンを押す

「投資契約書」ボタンを押して内容を理解したら「投資契約書に同意する」にチェックを入れ、「投資口数」を選ぶ。特典をもらいたいなら、2口以上を設定する 「投資申込みフォーム」に名前や住所、出資者の銀行口座(配当金を送金する口座)などの情報を入力

投資口数や出資者情報を確認。「投資」ボタンを押すと、申込み手続きは完了!

登録したメールアドレス宛に【ミュージックファンド 投資完了のお知らせ】が届く

数日後、郵便で振込用紙が送られてくる。郵便局やコンビニから出資金を振り込めば、あかなぎへの投資が完了だ


償還予定日はCD発売の1年後、それまで果報は寝て待とう

 出資金を振り込んだ後のスケジュールはこうだ。まずはのんびりと、ファンドが成立するのを待つことになる。あかなぎの場合、公募期間は12月25日まで。その前に募集口数(150口)が埋まって出資募集総額に達した場合は、ファンドが成立して募集は終了する。逆に出資募集総額が定められた募集期間内に集まらなかった場合は、ファンドが成立せずに解散となり、出資金は指定の口座へ返金されることになる。

 無事にファンドが成立すると、アーティストはその資金を元にCD制作作業に入る。また、出資者の自宅にはファンド出資者限定の特典が郵送されてくる。

 あかなぎの場合、CDの発売予定日は2007年2月下旬。償還予定日はその1年後、2008年2月29日となる。出資者には、CD発売から1年間に売り上げたCDの枚数に応じて配当金が分配される。損益分岐点は2274枚。それ以上の枚数のCDが売れれば、出資者は元本以上の配当金を得ることになる。配当金分配予定日は、償還日から120日以内。申込み時に入力した銀行口座に配当金が入金される。

 出資した金額がどれくらい増えるのか(減るのか)。特典にはどんなものがもらえるのか。あなたがほれこんでそのアーティストに出資したのなら、1年以上はあれこれ楽しめるに違いない。だだしこれは“ファンド”なので、当然、元本は保証されない。ファンの人も、投資目的の人も、そうしたリスクを十分理解した上で、未来のビッグアーティストを応援してもらいたい。

筆者紹介 福村 美由紀(ふくむら・みゆき)
ゲームとガンダムと犬と可愛いアニメが好きなライター。暇なときは集めたコスメや文房具を愛でています。ときどきゲームのシナリオも書いています。