「RSS」って当たり前のように使われているけれど、実はよく分かっていない人も多いのでは? そこで基礎知識と活用法を5回にわたって紹介しよう。まず最初は「RSSとは何か」から。

●連載内容
第1回 RSSって何? 何が便利なの?
第2回 Internet Explorer 7でRSSを活用する
第3回 Firefox 2でRSSを活用する
第4回 WebサービスでRSSを活用する
第5回 アプリケーションタイプのRSSリーダーを使ってみる


RSSを活用すると最新情報が簡単にチェックできるようになる

 ブログや各種のニュース配信が盛んになるにつれ、閲覧するWebページの数がどうしても増えてしまう。ざっと100件くらいのWebページの最新ニュースを一通りチェックするのに何分くらいかかるだろうか。ちなみに私の場合、10分とかからない。5分くらいかもしれない。各ページを巡回するのではなく、RSSを活用しているからだ。

 RSSは、Webサイトが発信している記事の見出しと概要だけをまとめた情報だ。これをRSSリーダーというソフトで受信する。Internet Explorer 7やFirefox 2など主要なブラウザーもRSSリーダーとして利用できるが、一応機能の上では、ブラウザーとRSSリーダーは違うものである。

●ブラウザーとRSSリーダーの違い
ブラウザー RSSリーダー
受信する
ファイル
HTMLファイル RSSファイル
処理する
対象
Webページ RSSフィード
盛り込まれて
いる情報
文章や画像など Webページの見出しと概要
(冒頭の一部)
目的 情報を伝える Webページに最新情報が
あることを通知する

 ブラウザーにもInternet ExplorerやFirefox、Operaといった種類があるように、RSSリーダーにもいくつかの種類があり、記事の見出しと概要の表示の方式が違う。私が愛用しているHeadline-ReaderというRSSリーダーでは、メールソフトのように、Webページの最新記事の見出しがずらっとリストになる。気になる見出しがあれば、その記事の概要または冒頭部分を見て、記事の本文全体を読むかどうか決める。読むと決めたら見出しリンクをクリックすると、該当のWebページが表示される。

RSSリーダーの一種、Headline-Readerで各種ニュースサイトから最新の見出しをリスト表示させたところ。上部が見出しリストで、下部にWebページの概要や冒頭の一部が表示される

 RSSを活用すれば、もうWebページをいちいち「お気に入り(ブックマーク)」から選んで巡回しなくてよくなるし、せっかく巡回しても新しい記事の更新がなくてがっかりするということもなくなる。記事の見出しと冒頭部分や概要を見るだけで、「この記事はパス」と捨てるべき情報もスイスイと決められるようになる。

 とても便利だが、ひとつ問題があるとすれば、RSSリーダーが利用できるのは、該当のWebサイトがRSSの情報を配信している場合だけだということ。たいていのブログはRSSを配信しているけど、日本のニュースサイトではまだ普及は遅れている。新聞社大手のWebサイトでは朝日新聞のasahi.comと産経新聞社のiza(イザ!)が先行している。他にgoo ニュースが各種のニュースをRSSで配信している。

 デジタルARENAはどうか? もちろん大丈夫。すでにRSSを配信している。デジタル系の最新情報はRSSリーダーでばんばん読める。私が担当のネットで起きてる最新トレンドもRSSを配信している。ARENAのコラムは全部RSSを配信しているから、いつでも最新記事が読めるし、読み落としもなくなる。

ネットで起きてる最新トレンドも「RSS1.0で配信中」

 ところでRSSのことを「RSSフィード」と呼ぶことがある。フィード(feed)は、「給紙」「給水」という意味に近い。Webの情報をここから補給するためのもの、というような意味合いがある。

NEXTRSSを配信しているってどういうこと?