寒くなりました。セントルイスでも朝になるとうっすらと霜が降りています。吐く息も白くなってきたし、こんな朝はスクールバスに乗りこむ長女の見送りも、ちとツライ(笑)。あぁ、暖かい家でぬくぬくしていたいよぉ。ということで、ヒーターのダイアルをまた一目盛り上げてみるのでした。ということで、今回は暖房のお話です。
アメリカの家庭では、セントラル・ヒーティングが一般的な暖房設備。家の地下室などに設置された熱源から、配管を通して各部屋のラジエーターに蒸気を送って温めたり、ダクトから温風を吹き出させたりします。ウォール家が以前住んでいた家は、築80年でラジエータ式。その後引っ越した先は、築5年でダクト温風式でした。後者の方が新しいシステムなのでしょうか。冷暖房が一緒になっていて、床の吹き出し口から冷風・温風が季節ごとに切り替わります。ちなみに燃料ですが、天然ガスが一般的のようです。
さて、セントラル・ヒーティングのメリットと言えば、家全体を温めるので各部屋の温度差が小さくなって結露が少なくなる。各部屋を個別に暖房するよりはコストが少ない。家中が一定に暖かなので、真冬でもTシャツ1枚で和める、などが挙げられます。そういえば、ウォール家の娘たちは寝相が悪く、冬でも毛布を蹴り飛ばしてヘソを出したまま寝ていることが多いのですが、それで風邪を引いたことはありません……(笑)。
ここまでセントラル・ヒーティングが普及しているアメリカ。こうなってくると日本のようにストーブやファンヒーターのような、1カ所を暖める器具は生活に必要ないんじゃないかと思いますよね。しかし合理的なアメリカ人が、無駄と分かっていても“コレ”だけはもう伝統的に残し続ける暖房器具があります。それは「暖炉」。
どんなに最新の暖房設備が整っている家でも、リビング・ルームの壁には暖炉がでーんと存在感大きく設置されていることが珍しくありません。上部が棚になったマントル・ピースの上には家族の写真や花を飾ったり、クリスマスになると暖炉の周りをハデにデコレーションしたり……。もうこれは部屋を温めるというよりは、日本でいうなら「床の間」といった位置付けなのかもしれませんね。
しかし、暖炉は本物の薪(まき)を使う場合、掃除やメンテナンスが大変。火事も怖いし、小さい子供のいる家ではめったに火を起こすことはないようです。近年では薪や炎に似せたイルミネーションをガラス張りの暖炉内に置き、見た目だけでも雰囲気を出そうという製品も出回っています。そんなにしてまで欲しいか、暖炉(笑)?
そして、究極なのが今回ご紹介する「暖炉型電気ストーブ」。壁にぴったり張り付くように置き、コンセントにつなぐだけで、本物のようなファイヤー・プレイスがお部屋に登場! 暖炉のない寝室や書斎も、あっという間にクラシカルで物々しい雰囲気に様変わりです。コレなら火事の心配なし、掃除の面倒くささもなし、さらに煙突工事もいらない!
ん、ちょっと待てよ……。
こんな偽暖房じゃぁ、サンタさんが入ってこれないじゃないかぁ(涙)!!
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| ▲ 電気式暖炉は設置もあっという間。コンセントにつなげばあっという間に雰囲気タップリの空間が出来上がります。こちらのモデルはお値段750ドルほど | ▲ こちらは部屋のコーナーに取り付けるコンパクト・モデル。450ドル |


















