みなさんは、総務省が携帯電話番号ポータビリティ(MNP)制度を、広く一般に知らしめるために作った“パンフレット”をご存じですか。携帯電話会社のショップや量販店などで自由にもらえる、あのパンフレットです。まぁ、その内容はさておき(オイオイ)、そこに登場するキャラクターで、ショートカットの“青い髪の女の子”、気になりませんか?

 つぶらな瞳、人なつっこそうな笑顔、漫画チックなブーツ。この子はなんという名前なんだろう……。パンフレットのお堅い内容とは裏腹に、なんか妙にフレンドリーなのが気にかかる。これはもう、総務省に聞いてみるしかない!

ビックカメラ有楽町店にもズラッと並ぶ、総務省のパンフレット

キャラクターの生い立ち求めて、総務省から広告代理店へ

 先日、取材で総務省を訪れたので、ついでにパンフレットを企画された総合通信基盤局電気通信技術システム課番号企画室の上野弘文係長に、このキャラクターについて聞いてみた。しかし、“この子”の生みの親は番号企画室ではなく、総務省の消費者行政課なのだという。また、MNPだけのキャラクターというわけではなく、電気通信事業全般に関する様々な事柄の告知用に作ったキャラクターなのだとか。今回のMNPのスタートに伴い、電気通信技術システム課が消費者行政課から「お借りした」(上野さん)格好である。

上野係長:このキャラクターは「E-NAVIフレンズ」といって実は3人いるんですよ。それぞれ「でんわちゃん」「ねっとちゃん」「けいたいちゃん」といいます。胸のマークで区別しやすいでしょ。

京太:あのう、けいたいちゃんの仕事は? 趣味は? 普段はどんなことをしてるんでしょうか。好きな食べ物は? あと、この3人は姉妹なんですか?それからええっと……。

上野係長:…(絶句)。それは、消費者行政課に聞いてみてください……。

京太:すごくかわいいのですが、「けいたいちゃん」とか「でんわちゃんとか」、名前にひねりがないどころか、あまりにもベタすぎますよね。その辺については?

上野係長:……(苦笑いのまま無言)。

 ということで、早速「E-NAVIフレンズ」の産みの親である消費者行政課へ問い合わせてみた。が、しかし、あれは、2002年に作成されたキャラクターで、現在は直接かかわっていた人がほとんどいないという状況。うーん、ここで「けいたいちゃん」探求への道は、閉ざされてしまうのか!

 いや、必ず「けいたいちゃん」を描いたデザイナーさんがいるはず!私は諦めなかった。どうしても、「E-NAVIフレンズ」の生い立ちを知りたいのだと、消費者行政課に何度も問い合わせた。すると、私の熱意にほだされてか(うんざりして?)、当時のことを知るただ一人のご担当者とお話しすることができた。そしてこのキャラクターは、総務省から広告代理店の博報堂に依頼して作られたものだということが判明したのだ。

京太:ぜ、ぜひ、博報堂のご担当者を紹介していただけないでしょうか!

 私は「E-NAVIフレンズ」の行方を追って、博報堂に連絡してみた。総務省消費者行政課に教えていただいたご担当者は、同社企業業務局の赤前大輔さん。しかしこの方、何度電話しても会議や外出で大変お忙しい。なかなか連絡がとれなかったが、やっとコンタクトでき、「E-NAVIフレンズ」誕生時の話をうかがうことができた。

京太:あの、「E-NAVIフレンズ」の生まれた経緯を調べているのですが、どんな風に生まれたキャラクターなんでしょうか。また、どなたが製作されたんですか?

赤前さん:もう随分前の話なんですよねー。2002年に作ったキャラクターで、我が社とTKO(ティー・ケー・オー)というデザイン事務所が作成したものです。

京太:ぜひ、お話を伺いたいのですが!当時のご担当者を、紹介していただけないでしょうか。

赤前さん:先方に問い合わせてみましょう。

京太:ありがとうございます!

「E-NAVIフレンズ」……この3人組みの誕生秘話がいよいよ明かされる?!

 

NEXTついにデザインに携わった人物を突き止めた!