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| ■償還した4アーティストのうち“元本割れ”は1組 |
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| ▲ 「出資者は男性が多く、20代後半から30代が中心ですね」と話す三宅ディレクター |
――ミュージックファンドの公募の流れを教えてください。
三宅氏:まずレーベルから問い合わせがあると、どれくらいの金額が必要なのかミーティングに入ります。CDにする原盤がもうできている場合もありますし、これから録音する場合もあります。スタジオ代から始まって、マスタリング、プレス、パッケージのデザイン、プロモーション、JASRACへの登録費に至るまで、さまざまな経費を試算する必要があります。でもみなさん、ほとんど多めに見積もられますよね(笑)。先ほど作品の評価はしないと言いましたが、アーティスト本人には必ず会うことにしています。というのも、万一資金が集まらなくてファンドが流れた場合(出資金の総額が出資募集総額に満たないとファンドは成立せず、投資家から募った資金は返還される)、アーティストにとってイメージダウンになることもありますので、そういったリスクもきちんと説明することにしています。
最初のミーティングから約2カ月後に、ウェブ上で投資を公募します。プレスリリースや試聴音源、アーティストの動画コメントなど、ファンドに興味を持ってもらうための材料もいろいろと用意します。最近ではSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)やブログなどでアーティスト本人から情報を発信することができるので、口コミ効果にも大いに期待しています。
ファンドにはそれぞれ募集口数と一人当たりの最大口数が決まっています(現在のところ最大10口)。募集口数が埋まった時点でファンドの募集は締め切られ、その後、ファンド期間中にCDが売れれば売れるほど、投資家は多くの配当金を得られます。逆に売れなければ、出資金額を下回る配当しか得られません。償還期間はCDの発売日から1年間。償還期間が終わると、投資家に配当金が支払われるという仕組みです。
――それで……ミュージックファンドの今までの成績はいかがですか?
三宅氏:現在、10アーティストのファンドを組成したのですが、そのうち、償還(ファンド期間の終了)を迎えたファンドは4アーティストです。第1弾「A.B.C.」(元オフコースのメンバーが結成したバンド)の場合、1口当りの出資金が2万円で、1口当りの分配金が2万3435円。今のところ元本割れしたアーティストは1組です。
一口あたりの募集金額を決めているわけではありませんが、大体1万円前後ですね。当然ファンドである以上、必ず儲かるわけではありませんが、大ヒットした場合にもちゃんと配当が保証されているので、夢がありますよね。
最近では、地域振興と絡めたミュージックファンド(第12弾)や専門学校と組んだミュージックファンド(第11弾)、ポイントで購入できるミュージックファンド(第10弾)などさまざまなファンドを企画しました。これからもこうした面白いファンドを企画していきたいですね。
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ミュージックファンドはネットで申し込み、コンビニや郵便局払いで参加できる。手軽な投資先として参加するのもよし、気に入ったアーティストの特典にホクホクしつつパトロン気分を味わうのもよし。音楽の未来を支えている!というちょっとした自己満足を味わえる面白いファンドだ。
次回は、ミュージックファンドを利用するアーティストの側から迫ってみたいと思う。11月15日からファンドの募集を開始するの「あかなぎ」を直撃! しゃべって歌って踊れるガールズユニットの素顔はどんなだろうか……ご期待ください。
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| ▲ ミュージックファンドのWebサイト(http://www.musicfund.net/) |
| 筆者紹介 福村 美由紀(ふくむら・みゆき) | |
| フリーライター。ソニーの「バッテリートラブル問題」で、VAIOノートのバッテリーを新品に交換してもらって得した気分? 今秋は「ポケモン ダイヤモンド」のWi-Fi対戦に感動しました。年末年始はWiiやPS3で遊びたいゲームがたくさん!まだ本体は手に入れていないけれど……。 |













