ここのところ、我が『番号ポータビリティ調査隊』はとっても大変なのである。「番号ポータビリティ(MNP)」がスタートして早々、ソフトバンクの“予想外割”など料金面の改訂が相次ぎ、あろうことかソフトバンクのMNPシステムのサーバーが一時止まってしまうというほどの反響があった。緊急記者会見を開いた孫社長は、連休に向けて時間制限などを設け、MNP対応になんとか支障をきたさないよう対策を発表した。何とかこれで……と思った矢先、10月31日にはソフトバンクモバイルに公正取引委員会が調査に乗り出したというではないか。

 対するauは、転入が10万1200件。逆にauから他の携帯電話会社への転出が2万600件と順調な滑り出しをアピール。そしてNTTドコモも、6万件の純減だったと明らかにした。

 MNP序盤戦は、まさにauの“一人勝ち”といったところだが、販売の最前線である店頭ではどうなのか……? ということで、前回もお世話になったビックカメラ有楽町店に、MNP開始1週間後のお客の動向を突撃取材。この間お話を伺った、ビックカメラ有楽町店“番号ポータビリティ相談カウンター”ご担当の原澤友之さんに、再びご対応いただいた。

“番号ポータビリティご相談カウンター”と名を変えた、ビックカメラ有楽町店の一角。たくさんの人が新端末の入った箱を前に、手続き中だ


契約数は1.5倍! はるかに多くの人が“MNP”している!

京太:MNPがスタートして1週間たちますが、こちらのお店では実際にMNPする人はどのくらいいらしたのでしょうか。予想通りでしたか?

原澤さん(以下原澤):いや、予想以上にMNPされる方が多かったです。最初の土日は人があふれ、通路が通れないくらい。まるで年末商戦のような混み具合でしたね。実際、契約数では普段の1.5倍ありました。

ビックカメラ有楽町店で携帯電話を担当する原澤友之さん

京太:それはすごいですね。MNPのニーズはやはり潜在的にあったということでしょうか。MNPに対して何かネガティブな意見は聞こえてきましたか?

原澤:開始前はメールアドレスが変更できないなど、いろんな不満の声もありましたが、いざ始まってみたら、ネガティブな反応は一切聞こえませんね。みなさん、MNPがどんなものか分かってご来店くださいますし、MNPそのものについては拒否反応はないと言えるでしょう。

京太:どの携帯電話会社が一番MNPでの転入数が多かったでしょうか。またどんな方がMNPされていましたか?

原澤:当店ではNTTドコモもauもソフトバンクも、突出してどこが一番多く転入している、ということはありません。そうは言っても、やはりauが他よりも多いのは事実です。むしろ、auの伸びはほぼ予想どおりかもしれませんが、当初言われていたほどNTTドコモやソフトバンクが減らしていない、ということでしょう。ドコモに関して言えば、やはり「安定している」といったところでしょうか。

 それにドコモは、新しい「903iシリーズ」がまだ1機種しか出ていませんからね。これから巻き返しがあるかもしれません。システム障害のトラブルはありましたが、ソフトバンクもがんばっていると思います。

 MNPを利用する方の属性ですが、男性が多かったです。7割は男性ですね。20代後半から中年の方まで、幅広く利用されていますが、auは若い方が比較的多く、家族で入られる方も目立ちましたね。

NEXTソフトバンクの作戦はどうでした?