「携帯電話会社を変えようかな?」「電話番号を変えずに携帯電話会社を変えられるようになるよ」――ここ最近、そんな話を聞いた人は多いのではないだろうか。

 電話番号を変えずに携帯電話会社を乗り換えられる「携帯電話番号ポータビリティ(MNP=Mobile Number Portability)」が、いよいよ10月24日からスタートする。この制度を使うとNTTドコモやau(KDDI)、ソフトバンク(ボーダフォン)の利用者が、別の携帯電話会社へ変わっても、現在利用してる電話番号をそのまま使えるようになる。

 既に海外ではMNPを導入している国が多い。日本でも2003年11月より総務省でこの制度が検討され、今年の10月24日開始となった。MNPの導入で、携帯電話会社を乗り換えやすくなれば、より携帯電話会社間の競争が進む。つまり、サービスの向上につながるのではないかと考えられている。

 既に現在、auやソフトバンクが多くの種類の新端末や、魅力あるサービスを発表。「どうぞ我が社へ!」といったPR合戦が幕を開けた。残るNTTドコモも大量の新モデル&新サービスの投入がウワサされている。こうなると、これまで携帯電話会社を変える気のなかったユーザーであっても、何か“イイコト”を期待してしまうのではないだろうか?

 MNPをうまく活用し、自分のケータイライフを向上させるには、とにかく情報収集が肝心。もちろん「あのケータイが格好いいから!」という“端末ゾッコン”も悪くはないが、後悔しないためにも、ここはアナタの現状を再確認した上で、各社の料金プランやサービスをじっくり比較検討することが大事だろう。そこで本コラムでは、番号ポータビリティの素朴な疑問に対して丁寧に答えつつ、新しい携帯電話会社に移行しても不都合のないよう、指南していくつもりだ。

番号ポータビリティで私のケータイは乗り換えできるの?

 これまでは、自分の使っている携帯電話会社に不満があっても、他の携帯電話会社へ変えると電話番号が変わってしまい、友だちや取引先など周囲への連絡が面倒だった。おそらくこれが、多くの人にとって携帯電話会社を移れない最大の理由だろう。

 だが、MNPを利用すればその問題は解消され、気軽に携帯電話会社を乗り換えられる。現在の契約内容に不満があるなら、携帯電話会社を乗り換えることで、以下のようなより良い料金プランやサービスを利用できるようになるのだ。

こんな不満もMNPで解決!
・他社の魅力的なケータイやサービス、料金プランを利用したい。
・普段の利用で通話エリアやサービス、端末などに不満がある。
・家族や友人と同じ携帯電話会社に変更して料金を安くしたい。

 上の図は、MNPを利用できる会社の移転元と移転先をまとめたものだ。今現在、NTTドコモ、au、ソフトバンク(ボーダフォン)、ツーカーを利用している人なら、MNPで他の携帯電話会社へ移動できる。ただし移転先はドコモとauのほか、ソフトバンク(ボーダフォン)のみ。さらにソフトバンクへ移行する場合は「3G端末」しか契約できないので気を付けよう。また、ウィルコムやドコモのPHSに関してはMNPの対象外となっている。

 なお、MNPを利用しても、メールアドレスや料金の長期割引、これまで使っていた携帯電話会社の独自サービスなどはそのまま移行できない。しかし、それらに関してもある程度スムーズにシフトさせる方法はある。そうしたスムーズな乗り換え方については、今後この連載でご紹介する予定だ。

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