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| ■ハードディスクの温度をフリーソフトで計測してみよう |
暑い季節がやってきた。暑さはパソコンの大敵。特にハードディスクは高温に弱い。気をつけて冷却しないと、ハードディスクが壊れる原因にもなる。gooで「ハードディスク 冷却」をキーワードでブログを検索すると、季節柄、この問題を気にしている人が増えているのが分かる。
ちなみにこの原稿を書いている部屋の現在の温度は26℃。クールビズの推奨温度は28℃だから、まだ涼しいほうではないかと思っていた。が、ハードディスクはどのくらいの温度になっているのだろうか。
オンラインソフト「MobileMeter」で計測してみると48℃。高いほうだ。
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| ▲ ハードディスクの温度を計測してみると48℃。しばらく様子を見ても変化なし | |
もしかしてアイス枕で冷やせるかもしれないと思い、パソコンの筐体を横にしてアイス枕を載せてみた。ついで扇風機で風も送ってみる。
10分くらいすると1℃下がった。さらにしばらくするともう2℃下がって45℃。多少効果はあるみたいだが、毎回こんなふうにして使うわけにもいかないのでやはり基本は室温管理だろう。なかなかクールビズは難しいものだというか、クールビズにはもっと放熱効率のいいパソコンが必要になる。
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| ▲ パソコンの筐体にアイス枕を載せてみた |
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| ▲ 温度は45℃まで下がった | |
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| ■ハードディスク温度計測用ソフトいろいろ |
ハードディスク温度計測用ソフトは「MobileMeter」以外にもいくつかある。ただ、「MobileMeter」はもともとノートパソコン用に作られているので、ノートパソコンの電源管理の機能なども便利だ。
同じくオンラインソフト「HDD温度計」でもハードディスクの温度を計測してみた。
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▲ 「HDD温度計」でハードディスクの温度を計測してみた |
ソフトによってハードディスクの温度計測の手法が異なっていたり、またハードディスクによって温度計測に対応していないこともあるが、温度測定には基本的にハードディスクのS.M.A.R.T(スマート:Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)という機能を使っている。S.M.A.R.Tはハードディスク故障の予測を目的として細かい性能のチェックするための規格だ。
オンラインソフト「HDD Health(英語版のみ)」や市販ソフト「SmartHDD Pro ハードディスク診断」を使うと、S.M.A.R.Tのデータを元にハードディスクの故障予定日まで推定きるようだ(真実を知るのはちょっと恐いけど)。
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| ■暑いところで使っているとハードディスクの寿命が縮まる |
ところでハードディスクはどのくらいの高温まで耐えられるのだろうか。デジタルARENAにずばり回答が掲載されている。「HDDは高温になっても大丈夫?」という記事がそれだ(なお、この記事の執筆段階で「HDDlife」はフリーソフトだったが現在は有料)。
結論だけ言うと、ハードディスクの動作保証温度は、一般にはおよそ0〜55℃の範囲ということらしい。ハードディスク温度計測ソフトなども55℃を正常利用の限界にしている。しかし、温度が上がるにつれてハードディスクの故障率は上がるから、高温状態でハードディスクを酷使し続けるのは寿命を削っているようなものだろう。
アイス枕でデスクトップパソコンを冷やすというのは冗談みたいな対応だが、ノートパソコンならある程度有効だろう。現実問題としては、クールビズとか言ってないで室温をできるだけ下げるしかないのだが、パソコン自作派なら冷却部品の増強もできる。Googleで「冷却 site:arena.nikkeibp.co.jp」で検索するとデジタルARENAで扱った冷却パーツの話題がいろいろ出てくる。
| 筆者紹介 佐藤 信正(さとう・のぶまさ) |
| テクニカルライター。1957年東京生まれ。国際基督教大学卒業後、同大学院で言語学を学ぶ。小学生のときにアマチュア無線技士を免許をとり、無線機からワンボード・マイコンへ興味を移す。また初代アスキーネットからのネットワーカー。通信機器や半導体設計分野のテクニカルライターからパソコン分野へ。休刊中の「日経クリック」で10年間Q&Aも担当していた。著書「VBScriptハッカーズ・プログラミング」「JScriptハンドブック」など。
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