![]()
| ■mixiで人気! ナンシー関をまねたナンシー小関 |
辛口のコラムニストであり、独創的な消しゴム版画家でもあったナンシー関が亡くなったのは2002年6月。コラムの芸風(?)を似せた感じの人はいるけれど、消しゴム版画を受け継ぐ人はいなかった……と思ったら、昨年10月から、ソーシャル・ネットワーキング・サイト、mixi(ミクシィ)のコミュニティーでその趣向が復活していた。
コミュニティー「ナンシー関的顔面スタンプ」の管理人、ナンシー小関さんは、コンピューター・グラフィックス・デザインの仕事をされている方。ナンシー関の消しゴム版画風の肖像画を、グラフィックソフトを使ってパソコンで作成し、かなりの作品レベルにまで仕上げて同コミュニティーで発表している。
それらの作品を収めた「ナンシー小関の顔面スタンプ」まで出版され、その反響はmixiの枠を越えてブログの世界にも広がった。その経過は、はてなブックマークのキーワード「ナンシー小関」のリストを見ると分かるだろう。
![]()
| ■意外に簡単!? ナンシー小関風のスタンプ似顔絵 |
ところで、パソコンでナンシー関風の版画的似顔絵が作れるなら、もしかして技術が進めば、写真から自動的に作成できるのではないか? と思っていたところ、ホントにそんなソフトができてしまった。それがブログ「inside out」で発表された「ナンシー“小”関 風 パッチもん版画」作成ソフトだ。
このフリーソフトで、実際にナンシー小関風の画像を作成してみよう。用意するのは、元になる写真。有名人でないと面白くないのだけど、有名人写真のライセンスを得るのは難しいので、「Wikimedia Commons(ウィキペディア・コモンズ)」から小泉総理の写真Image:Junichiro Koizumi, Brasilia, September 2004.jpgを借りてきて、筆者オリジナルのスタンプ似顔絵を作ってみた。
|
▲ ナンシー“小”関 風 パッチもん版画」作成ソフトに小泉総理の画像をドラッグ&ドロップするだけで作品が表示される。作品表示ウィンドウの上に調整のスライドバーがあるので、細かさや線の細さなどが調節できる |
|
▲ 「MSペイント」などのお絵描きソフトの消しゴム機能を使って余計な部分を消すとスッキリする |
|
▲ 仕上げはやはりひと言入れること。これもお絵描きソフトでできる。ちょっと絵と合わないかな、などと悩むのもなかなか楽しい |
ところでこれだけよくできたソフトなんだから、いっそ元祖のナンシー関風ソフトとしてもいいんじゃないかなと思って、平林さんに伺ってみた。すると、「面白いコメント文を付けて、考えさせられるエッセイを自動生成したりしたら『ナンシー関風ソフト』と名付けたかもしれません」とのお答え。次バージョンではコメント文も付くかもしれない……と期待してみた。
| 筆者紹介 佐藤 信正(さとう・のぶまさ) |
| テクニカルライター。1957年東京生まれ。国際基督教大学卒業後、同大学院で言語学を学ぶ。小学生のときにアマチュア無線技士を免許をとり、無線機からワンボード・マイコンへ興味を移す。また初代アスキーネットからのネットワーカー。通信機器や半導体設計分野のテクニカルライターからパソコン分野へ。休刊中の「日経クリック」で10年間Q&Aも担当していた。著書「VBScriptハッカーズ・プログラミング」「JScriptハンドブック」など。
|



















