道路交通法の改正で、民間による駐車違反の取り締まりが開始されるまであとわずか。現在水面下では、各民間委託業者が2006年6月1日からの取り締まり方針に許可が下りたか、または申請中であろう。ここでいう“取り締まり方針”とは、4月27日に各警察署が公開したガイドラインを基に、委託業者が策定する具体的な取り締まり計画のこと。どの地区を、いつ、何名で巡回して取り締まるかを定めたものだ。策定された計画書は管轄の警察著に提出され、最終的に警察署長のGOサインが出ると、いよいよ“取り締まりの始まり”となる。

 当たり前の話だが、民間委託業者が作成した取り締まり計画書は一般に公開されない。さらに計画書は定期的に再策定され、取り締まりのマンネリ化を防ぐと言われている。しばらく様子を見て、大丈夫そうなら路上駐車しようなどと安易に考えるのは禁物だ! 警察署が作成したガイドラインは、実際の交通状況と市民からの要望を踏まえて策定されている。市民から取り締まりの要望が増えた場合、取り締まり計画書を業者に再策定するよう指導することも考えられる。


路地裏、重点エリア外でも油断禁物! 悪質駐車は即アウト!

人でにぎわう秋葉原。これからはどこに自動車やバイクを止めるか、きちんと事前にチェックして出かけた方がいいだろう……

 なにかと気になる道交法の一部改正だが、今回はデジタルARENAの読者には特に関心があると思われる「秋葉原駅周辺」の取り締まり状況を確認しておきたい。

 4月27日に公開された万世橋警察所管内のガイドラインによると、中央通り、昭和通りが最重点取り締まり道路に。蔵前橋通り、池ノ端通り、日通通りが重点取り締まり道路と定められた。さらに秋葉原駅周辺は最重点取り締まり地域、あるいは重点取り締まり地域に指定されている。早い話、秋葉原周辺に駐車することは“かなりキケン”ということだ。

 ガイドラインに記載された地図上には白い部分、つまり重点取り締まり区間から外れているエリアも見受けられるが、絶対大丈夫とは断言できない。なぜかというと、民間の駐車監視員は取り締まり区間を移動中、「悪質な駐車違反車両を発見した場合は区間外でも取り締まれる」と定められている。これまで通り、警察官による駐車違反の取り締まりも行われることを考えれば、路地裏に駐車するのだってもちろんアブナイ! と言える。ましてや「車が邪魔だ」と近隣住民が110番すれば即アウトだ。


“ホコテン駐車”を狙ったバイク族諸君、もう“甘え”は許されない……

 主な地域の取り締まりの時間帯は9〜22時。平日はもちろん、祝祭日も関係なく実施される。

 ここまで調べて気になったことがある。秋葉原の中央通りでは日曜日、祝祭日の12時から17時まで歩行者天国を催してきた。この“ホコテン”を狙って周辺地域からバイクで乗り付ける“アキバ愛好者”が多いのだ。特に違法駐車が多いのは、中央通りと蔵前橋通りの交差点付近。ホコテン侵入時にエンジンを切り、そのまま路肩に駐車している。道の両脇に100台以上のバイクがズラリと放置。気軽に駐車している様子を見ると、これまで二輪に関してはあまり取り締まりが行われてこなかったことが伺える。しかし6月以降、そんなアキバ系バイク族の甘えが許されないかもしれない。

歩行者天国中の中央通りの様子。これまで蔵前橋通りとの交差点近くはバイクの駐車場と化してきた

再開発された駅周辺。歩道にもズラリと放置されている。駐車禁止の看板が設置されているが現状はお構いなし

 警視庁の広報担当者によると「歩行者天国を実施していても道路内に車両を駐車していれば放置車両とみなされます。これまでも取り締まりをしてきました。今後もその方針に変わりはありません」という。駐車取り締まりのガイドラインには自動二輪と原付の重点取り締まり地域として、「JR秋葉原駅周辺を含む外神田1丁目及び周辺」が指定されている。取り締まり時間は10時から22時。これはホコテンの取り締まりを視野に入れたものなのだろうか……。

4月27日公開された取り締まりガイドラインに示された秋葉原周辺の取り締まり地域。赤線は最重点道路。黄色の線は重点道路。水色は最重点地域。緑色は重点地域を示す(警視庁のホームページより)

NEXTバイクはどこに止めればいい? 秋葉原の最新駐車ガイド