今回の「記者に聞け!」は「日経PCビギナーズ」から。手のひらサイズのGPSを手に外歩きをしてみようという企画です。3万円程度で買えるGPSを手にぶらりと小旅行を楽しんだ後、パソコンにつないで地図ソフトを立ち上げれば、歩いた軌跡がきちんと表示される−−そんな「外歩き」を二倍楽しむ方法を紹介します。



GPSと地図ソフトの素敵な関係

 ふらりと立ち寄ったアウトドアショップで見つけた、手のひらサイズのGPS。「カーナビを持ち歩ければ便利なのに」と、いつも思っていた方向音痴の自分には、とても魅力的な商品に思えた。

 調べてみたところ、地図が表示できる機種は5万〜10万円以上と値が張る。2〜3万円の機種もあるが、地図が表示できないのだ。ただ、移動した軌跡を記録する機能があり、カシミール3D(以降カシミール)というパソコン用の地図ソフトを使うと、実際に歩いた軌跡を地図上で再現してくれるという。日時も記録するので、デジカメ写真をどの場所で撮ったかも地図上でわかるらしい。これは外歩きのお供にいいかもしれない。早速、3万円の廉価機「Geko」を試してみることにした。

 向かったのは古都鎌倉。GPSを携え古刹を巡り、鎌倉を囲む山の尾根をたどる天園ハイキングコースを歩いてみた。

居場所をいつも見守るGPS
 GPSとは、Global Positioning Systemの略。地球の上空の人工衛星から電波を受信して現在地を測位する仕組みや製品。カーナビが代表格。右が今回使ったGPS。緯度・経度や時刻などの情報を取得し、軌跡の記録などが可能。廉価機のため地図は表示できずカーナビのような道案内はできない。
GARMIN(ガーミン)
Geko(ゲコ)201 日本版

直販価格:3万3390円(パソコン接続ケーブル付)
問い合わせ先:Tel.049-267-9114(いいよねっと)
ホームページ:http://www.iiyo.net/
外形寸法:幅4.83センチ×奥行2.44センチ×
高さ9.91センチ、重さ88グラム
電池:単4形アルカリ乾電池(2本)
駆動時間:最長12時間
※付属しているケーブルはシリアル(RS232C)接続。USBでパソコンに接続する場合は、変換ケーブル(4410円)を別途購入。

GPSの活用に適した地図ソフト

カシミール3Dは、パソコン用の三次元地図ソフト。住所データは入っていないが、標高の情報が扱えるため、道や山の高低差が立体的にわかるなど、市販の地図ソフトとはひと味違う(左)。好きな場所から見渡した風景をCG化する「カシバード」(右)など多機能。GPSを活用する上で必要なソフトで、GPSで記録した軌跡を地図上に表示できる。最新版をホームページで無料配布中



「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18年総使、第52号)」

NEXT GPSをお供に鎌倉を歩く