こんなことを言ってしまうとメーカーの方に怒られそうだが、製品レビューをやっていると「えぇ……この商品を紹介するの?」──という事態に陥ることが“たま〜に”ある。
Web媒体、雑誌を問わずに、レビューで取り上げる製品は、基本的に何らかの魅力があって取り上げるのだが……言わずもがな、万事がそうとは限らない。今回紹介するソニーのメモリースティックビデオレコーダー「MSVR-A10」も、実は頭を抱えた製品だった。
MSVR-A10は、外部入力からの映像をソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション・ポータブル(以下PSP)用動画ファイルに変換し、メモリースティックに録画する機器だ。執筆時点での対応機器はPSPのみで、録画フォーマットは容量を抑えながら高画質で記録できる「MPEG-4 AVC」形式。テレビチューナーは内蔵していないため、単体での録画はできない。それでいて、家電量販店での予約価格(5月1日発売)は2万4800円もする。同じような機能を備えるHDD&DVDレコーダー「RDR-AX75」が6万円前後で手に入ることを考えると、ちょっとお手ごろ価格とは言い難いところだ。
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| ▲ まるでスゴ録を思わせるデザインなのだが、実はとってもコンパクト |
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| ▲ PSPと比べるとその小ささが分かる。AVラックのすき間にも楽に入りそうだ |
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| ▲ 本体のスイッチ類は至ってシンプルで、迷わずに使える |
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| ▲ テレビやレコーダーの出力端子からMSVR-A10の入力端子に接続し、さらに出力端子からテレビの外部入力端子に接続すればOK |
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▲ シンプルなリモコンが付属する |
■ 「録画→変換」というプロセスを経ずにPSP用動画を作成できる |
この機種のイチバンの魅力は、リアルタイムでPSP用動画を作成できることだ。今までPSP用動画を作成するには、テレビパソコンで録画した動画を、ほぼ実時間かけて変換するか、ソニーのHDD&DVDレコーダー「RDR-AX75」が備える「おでかけスゴ録」機能を使うしかなかった。
MSVR-A10を使えば、チューナーやレコーダーを接続するだけで、簡単にPSP用動画が作成できる。……いや、ホントにこれだけの商品なのだ。確かにタイマー録画も可能だが、単体でチューナーを搭載していない以上、録画ミスをすることは必至。う〜むどうやって記事を書くことにするのか、本当に悩んだ。
悩んでいても仕方がないので、自分の“ポリアンナ回路※”のスイッチをオンにして、“よかった探し”をしてみた。すると、かなり使えるいい機能が見つかったのだ!
※編集部注:ポリアンナ……1986年にフジテレビ系で放映された「世界名作劇場」シリーズの第12弾「愛少女ポリアンナ物語」の主人公。両親を亡くして叔母の元に引き取られた少女ポリアンナは、どんなことが起きてもその中からよかったことを見つけ出す「よかった探し」をする前向きな生き方で、周りの人を幸せにしていく。
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| ▲ スロットは「デュオサイズ専用」だ。“メモリースティック
デュオ”“マジックゲート メモリースティック デュオ”“メモリースティック PRO デュオ”に対応。コピーワンス番組はメモリースティック
PRO デュオのみに対応する。「セットアップ」メニューでメモリースティックをフォーマットして準備する |
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▲ 画質の設定は2種類。1GBのメモリースティックを使った場合、AVC
QVGA768Kなら2時間20分、AVC QVGA384Kなら4時間10分の動画を記録できる |
HDD&DVDレコーダーとメモリースティックへの“ダブル録画”が便利!