無料で利用できるオフィスソフト、OpenOffice.org(オープンオフィス・ドット・オーグ)の日本語版2.0.2が4月3日にリリースされた。Word(ワード)、Excel(エクセル)などを含むMicrosoft Officeと互換性も高い。それになにかと2.0の時代だし、1.0に比べて性能や使い勝手がどのくらいアップしたか試してみた。結果はなかなかグッドだ。


OpenOffice.orgも2.0時代になった

 OpenOffice.orgは、Microsoft Office文書との互換性が高いオフィスソフト(ビジネス向けソフト)だ。Windows以外にLinuxでも利用できる。Mac OSにも移植できる(日本語版はまだ)。

 簡単に歴史を振り返ると、1999年にSun MicrosystemsがオフィスソフトStarOfficeを扱うドイツのStar Divisionを買収。これを機会に同社がStarOfficeのソースコードを公開し、無料で利用できるオープンソースのソフトとした。ライセンスはGPLを弱めたLGPL。

 OpenOffice.org登場のころは、データの互換性もあるし、機能は劣るけどMicrosoft Officeの代用になると話題になった。しかし、私も試したことがあるけどけっこうがっかりした。機能は安定してないように思えたし、互換性についてもこれでいいのかなという疑問が残った。仕事で使うならやっぱりMicrosoft Officeだととりあえず結論を出した。でも、2版になったらもう一度試してみようとも思っていた。

 今年始め、OpenOffice.orgの2.0.1がリリースされた。なにかと2.0時代だ。再び試してもいい頃だけど、ためらっていたら3月9日に英語版2.0.2がリリース。そう遠くなく日本語版2.0.2もリリースされると思ったら、1か月もしない4月3日にリリースされた。早速試してみた。

 最初に結論を言うと、これ、けっこういいですよ。グッドグッド。

●Microsoft OfficeとOpenOffice.orgの対応
種類 Microsoft Office OpenOffice.org
ワープロソフト Word Writer
表計算ソフト Excel Calc
プレゼンテーションソフト PowerPoint Impress
データベースソフト Access Base
数式エディター (Word内) Math
ドローソフト 共通機能 Draw


ダウンロードとインストール

 とにかくOpenOffice.org 2.0.2を試してみようかなという人もいるだろう。パソコン雑誌によっては来月号のおまけCDにも含まれているはず。それが待てない人はオンラインでダウンロードから始めよう。

 OpenOffice.org日本ユーザー会のトップページの右側に「初めての人へ」というリンクがある(クリックすると初心者向けの解説ページが表示される)。その次の「最新版ダウンロード(2.0.2)(2006年4月リリース)」を選ぶと、ダウンロードのページに移る。Windowsユーザーなら、「Javaを含まない」のカラムの90MBのリンクをクリックするとダウンロードが始まる(なお、最新版のJavaをインストールしていない場合は「Javaを含む」のダウンロードが推奨されている)。90MBといってもブロードバンド回線ならするするとダウンロードできる。

トップページからダウンロードページに移るにはこのリンクをクリック

WindowsユーザーならJavaを含まないのカラムの90MBのリンクをクリックしてダウンロード

OpenOffice.org 2.0.2のインストーラー(実行形式)

 インストーラーを起動したら後は大半は日本語で表示されるウイザードの指示どおりに作業を進める。でも、2つほどヒントを。

1. アプリケーションは6つも要らないという人は、カスタムのセットアップで選択できる
利用するアプリケーションや機能はカスタムのセットアップで細かく選択できる

2. Microsoft Officeを併用している人は文書ファイルの関連付けをしないほうがいい
文書ファイルの関連付けを避けるにはすべてチェックしない

 インストールが終わると初回起動時にオンライン登録のウイザードが表示される(登録しなくてもいい)。

 なお、OpenOffice.org 2.0.2はCDから直接起動して利用もできるとのこと。関連情報はCD Bootable OpenOffice.org (HDDインストール不要のOpenOffice.org 2.0.2)にある。当然起動は遅くなるようだ。

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