迷惑メールの処理。これはeメールという便利すぎるツールを手に入れた人類にとって、唯一代価となり得るものなのか。とは大げさに言ったが、実際友人からのメールが1日1、2通来る中で、20通以上の迷惑メールを手作業でゴミ箱に分別、が日課になってしまっている。いつからか、そんな時間を取られる作業が当たり前のことになってしまってはいないか。昔は迷惑メールなんてなかった。eメールはもっと手軽で快適だったはずなのだ!
そんな過去の快適さをユーザーが取り戻せるように、プロバイダーでは数々の迷惑メール対策サービスを提供しているということをご存知だっただろうか。なんとなくは知っていても、設定が面倒くさそうとか、どこで案内を仰げばいいのかよくわからないとか、ちょっとした理由で敬遠していた人は多いと思う。ただ、ちょっとがんばって試してみれば、どのサービスも便利なものばかりで使わないと損! ということで、読者が使うプロバイダーではどういったサービスを提供していて、どう設定をすれば間違いがないのかを、いくつかの主要プロバイダー別に解説していこうと思う。
まず、大まかにわけて、以下のようなサービスがあることを知っておきたい。基本的に「迷惑メールの判定方法」と「迷惑メールと判定されたものの処理」という二つの大きな流れがあるので、どちらの役割を担う機能かはアイコンを表示するので参考にして欲しい。「処理」に関しては、プロバイダーのサーバー上で削除するのが基本となる。
条件指定受信拒否 ![]() |
| 「特定のアドレス」「メールの容量」「中国言語メール」などの条件を指定して受信をストップする。それらの条件を複合的に組み合わせることで、受け取るメールを絞っていくことが可能。「出会い」など、独自のキーワードを設定して受信拒否できる場合もある。 |
目印機能 ![]() |
| プロバイダーで迷惑メールを削除する形ではなく、件名に「spam」といった目印を付けて、個人のメーラーまでメールが届けられる。目印をつける判定は「条件指定受信拒否」で行う場合や、後述する「迷惑メールフィルター」で行う場合などがある。ユーザーは目印をもとに「件名に“spam”の付くメールはゴミ箱フォルダへ」といった設定をメーラー側で設定すればよい。すべてのメールを受信して目を通すことができるので安心感は高くなる。 |
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| ▲ So-netの「迷惑メール振り分けサービス」。2006年1月17日からサービス開始となる。 |
アドレス指定受信 ![]() |
| ユーザーが任意のメールアドレスを数件指定すれば、そのアドレスからのみメールを受け取れる。本当に限られた人としかメール交換をしない場合には使えるサービスだが、新たに友達になった人を忘れずに登録しておかないと、迷惑メールとして処理されてしまうので気をつけたい。また、設定したアドレスには「目印機能」で目印を付けないようにしたり、後述する「迷惑メールフィルター」をスルーするために指定することもある。 |
Webフォルダ機能 ![]() |
| プロバイダーのサーバースペース上に、ユーザー個人用のWebフォルダスペースを数メガバイト分設けて「条件指定受信拒否」などで弾かれた迷惑メールを、このWebフォルダに自動分別する。フリーWebメールのようなメールスペースで、迷惑メール専用のものと考えるとわかりやすい。メーラーの受信ボックスはスッキリするし、誤って迷惑メールと判断され、強制的に削除されてしまう心配もなくなるが、有料サービスの場合がある。 |
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| ▲ BIGLOBEの「迷惑メールフォルダオプション」。月額158円での追加機能。 |
迷惑メールフィルター ![]() |
| プロバイダーが持つ独自の迷惑メールリスト。サーバー上で迷惑メールかどうかを自動判定し、その後の処理はプロバイダーによる。@niftyは「Symantec Brightmail AntiSpam」という外部のフィルターを利用し、99.9999パーセントの検知精度を誇る。 |
次回からは主要プロバイダー別に備える機能と、効率のよい設定方法を詳しく紹介していこう。 (涌井 健一朗)












