はじめに……

 みなさんは、ケータイの機能を本当に使いこなしていますか? 「FeliCa」だって「デコメール」だって「プッシュトーク」だって、使い方が分かっていても、使えるケータイを見せびらかしていても、使わなきゃ意味がない。普段の生活の中でその機能の出番はどのくらいあるだろう? 結局使うのは、通話とメールだけなんて人も、意外と多いのでは?

 今回スタートするこの「体当たり!<オテンバ>ケータイ生活」は、ケータイを使う上で生じた“?”を、実際に筆者が普段の生活の中で使って試して“どーなんだ!”を追求し、みなさんにお伝えしていこうと思う。せっかくハイエンドケータイなのに便利な機能を眠らせておくなんてもったいない。デジタルARENAのケータイレビューで比較検討し、悩みに悩んで選んだ機種じゃないの? ケータイも使ってナンボだ!そうでしょう?……なんていう私も、「おサイフケータイ(FeliCa)」機能は、1年ほど前のサービス開始時に、一度試しに使っただけ。いかんいかん。これから取り戻すぞ!

おサイフケータイだけでどこまでやれるか、結果は見てのお楽しみ

 さて、記念すべき第1回は「『おサイフケータイ』だけで人は1週間暮らせるか?」と題し、一週間、本当に現金を持ち歩かず、かといって引きこもらず、おサイフケータイだけで普通に生活できるのか? を実験してみようと思う。いや、実際にやってみると案外快適かもしれない。

 おサイフケータイといえば、電子マネーの「Edy(エディ)」なんかをコンビニや喫茶店で使うイメージが強いが、使えるお店も拡大しつつある。さらに、NTTドコモのケータイクレジット「iD(アイディ)」もスタート。来年にはJR東日本が“ケータイ乗車券”&電子マネーサービス「モバイルSuica」を始める。これは使いたいと思う人も多いだろう。

 しかし、私はドコモのコマーシャルに出てくるような、都心で働くOLとか、若いサラリーマンではない。23区内のはずれにある自宅兼事務所でパソコンを使った仕事をし、たまに取材やら打ち合わせやらで都心にでかけたりしつつ、スーパーで買い物する普通の主婦である。

 銀座や渋谷のおしゃれなレストランを使うことなんてめったにありゃしない。普段の生活で使えてこそ、“おサイフケータイ”なのだ。でも、こんな私でも本当に生活できる?……そりゃあ、やってみなくちゃわかりません!お付き合いください。

電子マネー「Edy」のiアプリトップ画面。おサイフケータイ端末にプリインストールされている NTTドコモのケータイクレジットサービス「iD(アイディ)」のiアプリトップ画面

とにかく意地でも現金を使わない!

 「おサイフケータイ“だけ”で1週間暮らす」のルールは、まず「1週間、意地でも現金を使わない」。二つ目は移動があるので「Suica(いずれこれもおサイフケータイになるし)とパスネットは使ってOK」とシンプルにしてみた。だが、子供もいるし、緊急時は現金が必要なこともあるかもしれない。その場合はきっちりご報告する。使うケータイは筆者が1年前から愛用している「SH901iC」を使用。でも、1年前にPRONTOでお茶するときEdyで決済したっきり、おサイフケータイとしての活躍の場はない(与えていない?)。Edyの残高を確認するとなぜか100円残っている。当然、新しい「902iシリーズ」購入も視野に入れているが、ひとまずこれでスタートだ。

 最初にドコモのサイトから、おサイフケータイで野菜などの食料品が買えるお店がないか調べてみた。単身者ならともかく、毎日コンビニ弁当ってわけにもいかないのだ。するとワイズマートというスーパーマーケットのチェーン店でEdyが使えることが判明。一番近い店は、我が家の最寄り駅の一駅先。遠いけど買い物に行けない距離ではない。しかもその向かいにあるマツモトキヨシもEdyが使える模様。これで生活雑貨も確保できそうだ。

初日:自転車に乗ってスーパーへお買い物!

 保育園へ息子を送った後、自転車で15分ほどのいつもより遠くのスーパーマーケット・ワイズマートに出かける。ドコモのWebサイトによれば、ここはEdyのチャージもできるとのこと。まずは1週間分の生活費として、ここで8000円を現金投入し、Edyをチャージしよう。

全店の全レジがPOS(販売時点管理システム)と連動していて、買い物の支払いに「Edy」が使える“普通の”スーパーマーケット「ワイズマート」入り口 柱の部分に「Edyマーク」が。見渡す限り使ってる人はいないようだが……

 私は隣の家に住む親世帯と一緒に食事する。普段は母が用意してくれるのだが、母の稽古事の都合で、週2日、水曜日と金曜日だけ私が食事を作る。今日は私の当番なので、夕食の材料を物色。肉類は買い置きがあるので野菜を中心に、いつも通り買い物してみた。値段的にも近所のスーパーとそん色ない。白菜四つ割が103円なんていう安値の品もあった。

ボイルほたても安いので購入。本当になんの変哲もないスーパーだ。Edyが使えるということ以外は……

マツキヨの“iアプリ”ポイントサービスを忘れてた……と、思ったら!

 レジに並び、Edyのチャージを申し出る。店員は慣れた様子で現金8000円を受け取り、チャージ機にケータイをかざすように言う。“シャララーン”の音とともに、私のケータイに“Edyパワー”が充てんされた。その後支払いだ。Edyスキャナーにケータイをかざすと、現在の残額と商品支払いの合計額が表示される。サインも必要ない。いずれは会員証にも対応する予定なのだとか。

 あっけなくスーパーでの買い物を済ませ、向かいのマツキヨへ。シャンプーとリンスが切れているのを思い出し、安売り品を物色。レジでケータイをかざして支払い終了。途中、ポイントカードの提示を求められたが、初めて来た店なので当然持ってない。でもマツキヨではiアプリのポイントサービスがあったのだ。iアプリをチェックしてから答えるべきだった。残念ながらポイントは0点。がっかり。

 ところが翌日、このiアプリを立ち上げてみたら、なんとポイントが計上されていた! 買い物するだけでポイントも自動的に計上されるなら、いやでも貯まるよね。100円で1ポイント貯まり、毎週金曜日と土曜日はポイント2倍などのサービスもある。ポイントは、化粧品やANA(全日本空輸)のマイルなどにも交換できる(詳しくはこちらを参照のこと)。

 この日のお買い物はこれにて終了。さっさと帰宅すると、郵便で三井住友VISAカードの「iD」のパスワードが届いていた。事前に申し込みしておいたもので、約1週間かかったことになる。

 夕食は買い置きの鶏肉で作ったからあげと、こんがり焼いたほたてをのせたトマトとレタスとキュウリのサラダ。白菜の煮物も作った。おサイフケータイだけでも、問題なく普段と変わらない食事が用意できるんだね。

安いじゃないですかっ!さすが、小さくてもマツキヨ マツキヨ店内。ごく普通ですね

マツモトキヨシのポイントアプリ画面。事前にiアプリをダウンロードしておけば、マツキヨでのEdy決済後、自動的にポイントが加算される。カード提示などの手間が省けてこりゃ便利!ただしポイント加算は翌日に反映されるようだ

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