「録り逃しだって? 何言ってんの。ちまちま番組を追跡するぐらいなら、放送している番組を全部録画すればいいでしょ」――そんな豪快な発想のHDDレコーダー、ソニー「Xビデオステーション」が登場した。同機には、なんと8つのテレビチューナーと2TB(テラバイト)のHDDが搭載されている。最長モード(1.25Mbps)を選べば、8局を24時間録画し続けるとして……実に17.8日も録画し続けることができるのだ。野球延長も放送時間移動も関係ない。容量のある限り録画し続け、古い番組から消去する。まさに“力わざ”でテレビをねじ伏せる(?)強力なHDDレコーダーと言える。
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| ▲ 横幅43cmもある「Xビデオステーション」。我が家のラックにようやく収まった。確かに大柄だが、これで従来のHDDレコーダー8台分と考えればコンパクトだ |
既報のとおり、Xビデオステーションはソニースタイルでのみ販売され、BTOパソコンのようにユーザーの注文に合わせて作る「VAIOオーナーメードモデル」だ。チューナーを8つ備える「VGX-XV80Sシリーズ」とチューナーを4つ備える「VGX-XV40Sシリーズ」があり、搭載するHDDは250GB(8チューナーは500GBから)から2TBの範囲で選べる。価格は8万9800円〜29万9800円まで。組み合わせと価格については、ソニースタイルで確認していただきたい。
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▲ AV機器感覚で使おうと思ったら大間違いだった。要はAVパソコンの「VAIO type X Living」の地上アナログ録画機能だけ抜き出したともいえる、パソコンライクなHDDレコーダーなのだ。「VAIO」がその証と言うことだろう |

今回我が家に届いたのはVGX-XV80Sの500GBモデル。最長モードで4.4日、DVDに2時間録画できる標準モード(4Mbps)で1.4日間録画できるタイプだ。
まず本体をテレビに接続し、次にパソコンとの連携用にLAN端子を接続。レコーダーにLAN端子をつなぐのは、ソニーのHDDレコーダー「CoCoon(コクーン)」や東芝のHDD&DVDレコーダー「RDシリーズ」で慣れているので別に目新しくはない。アンテナ線をつなぎ、「さて、チャンネル設定を……」と電源を入れてリモコンの「設定」ボタンを押す。うん?おかしい、普段使っているレコーダーなら、ここでチャンネル設定や時刻設定ができるはずだが、その画面に入れない。手元にあるのは試作機なので、マニュアルもない。
仕方なくソニーに問い合わせたところ、パソコンに専用ソフト「VX設定」と「XVアプリケーション」をインストールして、パソコン側からセットアップを行うというのだ。Xビデオステーションは、AV機器のHDDレコーダーと言うよりは、巨大な「テレビチューナー付きキャプチャーユニット」と言ったところだろう。
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| ▲ パソコンに付属ソフトをインストールすると、ネットワーク接続した「Xビデオステーション」を探し出して登録できる |
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| ▲ パソコンへ「Xビデオステーション」の登録が終わると、ようやくチャンネル設定。さらに日付と時刻の設定もパソコンから行う。このようにパソコンが無いと設定できない |
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| ▲ チューナーを設定したら、8局以上のチャンネルを拾ってしまった。そこで録画したいチャンネルだけを8つ選び登録する |
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▲ EPGはソニーコミュニケーションネットワークの「テレビ王国」が利用できる。設定により「おまかせ・まる録」も利用可能。録りっ放しだが、好みの番組をオススメしてもらえるのはうれしい |
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| ▲ 一通り予約が終わると、「テレビ番組をどのように録画するのか」を設定する。その中から「パターン予約」を選ぶと、設定により24時間録画が可能だ。「パターン予約をしない」を選ぶと、EPGによる通常の予約録画ができる。ただし「スゴ録」のような「番組追跡」や「野球延長機能」は備えていないので、録り逃す恐れはある。次に、録画する時間帯を選べる。「夜の番組だけ録画できればいい」というなら24時間ではなく夜間だけ12時間録画することも可能だ |
パソコンがあるのと無いのとで格段に異なる操作性