最初はNHKラジオ講座のCDをリッピングして持ち歩いていただけだったが、使ううちにiPodが語学学習にとても向いていることに気づいた。今回は語学学習向けのiPodの便利な機能やTipsをまとめて紹介しよう。
| ■豊富なコンテンツが魅力のiPod、Podcastはヒアリング強化に最適 |
語学学習ツールとしてのiPodの最大の魅力は、ハードウエアそのものよりも「iTunes Music Store」や「Podcast」といったiPod向けに提供されている豊富なコンテンツにある。
iTunes Music Storeでは最新のヒットチャートだけでなく、「オーディオブック」という、書籍を朗読した音声ファイルを購入できる。日本ではなじみの薄いオーディオブックだが、車社会の米国では車での移動中に人気の小説を音声で楽しむという用途があり、人気のある小説なら書籍の発売にそれほど遅れずオーディオブックが発売される。語学学習ユーザーにとっては、原作となる書籍と併せて購入することで、安価にネイティブの発音教材とそのスクリプト(台本)を手に入れられる。しかもどれも人気のある作品で内容が面白いので、無味乾燥なありきたりの教材を使うよりもずっと楽しく英語に触れられる。
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| ▲ 「ハリー・ポッター」シリーズなど、日本でも話題になるような作品はオーディオブック化されている場合が多い。タイトルに「abridged」とあるのは要約版なので注意。原作本と対応させたい場合は「unabridged」(完全版)を選ぼう |
もう一つの「Podcast」は、保存型のネットラジオのようなサービス。あらかじめ登録しておいた番組の最新プログラムをダウンロードしてiPodに保存し、外出先で聞くことができる。コンテンツには日本人向けの英会話学習番組から、CNNやABCといった米国の一般リスナー向けのニュース番組まで豊富にあり、自分のレベルにあった番組をどんどんiPodに取り込んでヒアリングを鍛えられる。無料で登録できる番組が多いので、まずは気軽に登録してみよう。
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| ▲ iPodに最新プログラムを自動ダウンロードして外出先で聞ける「Podcast」サービス。さまざまなジャンルの番組が用意されている。無料のものが多いので、気軽に登録できる |
| ■番組ごとの音量差をなくして、複数番組をより聴きやすくする |
Podcastやオーディオブックなど複数の音声ファイルを続けて聞く際に不便なのが、番組ごとに音量設定が異なる点だ。再生時間が短いニュース番組などでは、番組が切り替わる度に音量を調整しなおす必要があり面倒だ。iPodでは元の音声データを解析し、曲や番組が切り替わっても極端な音量差が発生しないようにする機能があるので、これを有効にしておこう。
再生音量の差をなくすには、パソコン側の音声ファイル管理ソフト「iTunes」の「編集」メニュー→「設定」を選択し、表示される画面の「再生」タブにある「サウンドチェック」のチェックボックスを有効にする。OKを押すと現在ライブラリに登録されている音声データの音量解析が始まる。iPodとデータをシンクロさせたら、次はiPod側の「Settings」→「Sound Check」を「On」にする。これで音量差を気にせず複数の番組を再生できるようになる。
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| ▲ サウンドチェック機能を使うと、音楽ファイルごとに異なる音量設定を再生時に均一化できる。曲が変わるごとにボリュームを調整する必要がなくなる |
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▲ 再生時にサウンドチェック機能を有効にするには、iPod側の設定も「オン」にしておく |
| ■再生速度をコントロールして、センテンスをじっくり聞き取り |
英会話のレッスンでは、センテンスを聞き取れないときに、再生速度を遅くしてじっくり確認できると便利だ。第4世代のiPodやiPod mini以降の機種に限られるが、オーディオブック形式のファイルについては再生速度を「Slower」「Normal」「Faster」の3段階で切り替えられる。オーディオブック形式の音声ファイルの実体は、AAC方式でエンコードした音声ファイルの拡張子を「m4b」にしたものだ。iTunesを使ってAAC方式でリッピングした音声ファイルの拡張子を標準状態の「m4a」から「m4b」に変更すれば、iPodで再生する際に再生速度を調整できるようになる。また、オーディオブック形式のファイルは途中で再生を止めても次回再生時に前回の続きから音声を再生できるようになる。ドラマの音声など、長時間の音声ファイルを少しずつ聞きたい場合などにも便利だ。
ただし、拡張子を変更するとiTunesのライブラリ上のリンクが切れ、iPodに転送できなくなる。リンクの切れたタイトルを一度iTunesから削除して、拡張子を変更したファイルをライブラリに再登録しよう。
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▲ AACでエンコードした音声ファイルの拡張子を「m4a」から「m4b」に変更すると、iPodで再生速度を調整したり、前回再生した続きを再生できるようになる |
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| ▲ 音声ファイルの拡張子を変更すると、iTunesのライブラリ上のリンクが切れて、タイトルの脇に「!」マークが表示される。リンクが切れたタイトルは一度ライブラリ上から削除しよう |
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| ▲ 拡張子を変更した音声ファイルを、再度iTunesのライブラリにドラッグ・アンド・ドロップして再登録する | ▲ 拡張子を変更したファイルはオーディオブック形式として取り扱われ、第4世代以降のiPodでは再生速度を3段階で調整できる。ゆっくり再生すれば聞き取りやすくなる |

























