「GPS端末」でお宝をゲットしよう!

何はともあれ「GPS端末」を用意する

 前回は、まずジオキャッシングの雰囲気を味わってもらいたかったので、筆者の体験リポートを中心にお届けした。そして今回は、実際に参加するための手順について解説していこう。「GPS端末を使って“宝探し”をする」というのがジオキャッシングのコンセプトだから、何はともあれGPS端末を手に入れなくては始まらない。

マイタックジャパンのGPS機能付きPDA「mio168」。昭文社の地図ソフト「Super Mapple Digital Ver.4 for mio」が付属しており、すぐにジオキャッシングを楽しめる

 今回用意した端末は、マイタックジャパンのGPS機能付きPDA(携帯情報端末)「mio168」だ。マイクロソフトのPDA向けOS「PocketPC 2003」を搭載し、GPS端末として以外に、スケジュールやアドレスなどの管理、さらには携帯音楽プレーヤーとしても使えるスグレモノである。これで実売価格が4万円程度なら、比較的リーズナブルだろう。

 mio168には昭文社の地図ソフト「Super Mapple Digital」の機能限定版「Super Mapple Digital Ver.4 for mio」が付属しており、WindowsパソコンとPDA双方で地図の閲覧や地点情報の登録などができる。アウトドア重視のGPS専用端末との違いは、mio168にはコンパス(方位磁石)が付いていないため方角が分からないこと、生活防水機能がないこと、電池の持ちが悪いことなどが挙げられる。実際、GPS機能を利用すると5〜6時間程度しかバッテリーが持たないため、本格的な山登りや山歩きには向かないが、ちょっとしたハイキングなどであれば十分楽しめるスペックだ。ソフトウエアも無料のものからシェアウエアまでいくつも用意されており、好みや必要な機能に応じて使い分けられるのもうれしい。

探すキャッシュを決める──都道府県で検索する

 では、実際にキャッシュを探してみよう。最初にジオキャッシングの総本山である「GEOCACHING.COM」での探し方を紹介するのが本筋だろうが、こちらはちょっと難しいので後回しにする。

 まずお薦めしたいのが、imr氏が運営する「GEOCACHING (ジオキャッシング) の楽しみ方」というWebサイトだ。ジオキャッシングとはどういうものなのかという解説から、各種GPS端末の紹介まで盛りだくさんの内容だ。筆者が購入したPDA「mio168」の情報や、mio168を使ったジオキャッシングのやり方なども詳しく紹介されている。

 特にキャッシュ探しに便利なのが、この中の「日本のキャッシュ」というコーナーだ。北海道から沖縄まで県別にキャッシュの情報を紹介しているので、自宅に近いキャッシュも見つけやすい。キャッシュの名称や種類(キャッシュの種類については同ページ下の【あなたはどれを狙う? 主なキャッシュの種類を解説】を参照)を一覧できるだけでなく、右端の「Mapion」というアイコンをクリックすると地図情報サイト「Mapion(マピオン)」にジャンプし、キャッシュが置かれている付近の地図まで見られる。GEOCACHING.COMでは詳しい地図が見られないので、手軽にキャッシュの情報を手に入れたい方はもちろん、キャッシュがどのようなところにあるのか興味のある方もアクセスしてみたらいいだろう。

ジオキャッシングの楽しみ方を紹介する個人サイト「GEOCACHING (ジオキャッシング) の楽しみ方」 Webサイト「GEOCACHING (ジオキャッシング) の楽しみ方」にある「日本のキャッシュ」一覧から「Mapion」アイコンをクリックすると、キャッシュの場所の詳細地図が見られる

【あなたはどれを狙う? 主なキャッシュの種類を解説】

 ジオキャッシングで用いられるキャッシュにはいくつかの種類があり、それぞれ楽しみ方が異なる。簡単に紹介しよう。

●トラディショナルキャッシュ
 最も一般的でシンプルなタイプ。タッパーなどの容器に“お宝”となるアイテムと、キャッシュを見つけた人が日時や感想などを書くログブックなどを入れておく。

●マルチキャッシュ
 キャッシュが複数に分かれて隠されているもの。例えば最初のキャッシュに2番目のキャッシュのヒント、2番目には3番目のキャッシュのヒントを入れることによって謎解きの要素が加わりゲーム性が高まる。だが、その分難しくなりがちだ。

●バーチャルキャッシュ
 文字通りバーチャル(仮想的)なキャッシュで、実際にモノが隠されているわけではない。GPS座標で指示された地点にあるモノ、例えば「その地点の銅像に彫ってある文章の15番目の単語を答えよ」などといった問題に答えることで、キャッシュを発見した代わりとする。“宝探し”というより、オリエンテーリングに近い楽しみ方と言えるだろう。課題によって違いはあるものの、草むらや岩陰などに隠されているキャッシュを探すのに比べればチャレンジしやすいかもしれない。

●ロケーションレスキャッシュ
 これもバーチャルなキャッシュだが、特定の地点を示すバーチャルキャッシュとは異なる。例えば「Holy spring」というロケーションレスキャッシュの場合、「世界中にある聖なる泉のGPS座標や名前、写真などをログに残す」というのが課題だ。これもまた“宝探し”とは違った面白さがある。

 ほかにもジオキャッシャー同士が集まるイベントの集合場所を示す「イベントキャッシュ」、特定の地点に設置されたWebカメラに映ることでキャッシュ発見の代わりとする「ウェブカムキャッシュ」など、様々な楽しみ方がある。

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