今回のテーマはマウス。地味な話題だと思うなかれ、実はマウスにははっきりとした性能差がある。性能の高いマウスは操作が実に快適で、狙った場所へスパッと素早く確実にポインターを動かせる。
ボタン機能を使い込めば、アプリケーションの作業効率も格段に向上する。後からマウスを買うことの多いノートパソコンユーザーだけでなく、標準添付が当たり前のデスクトップユーザーも、高性能マウスへの買い替えを検討する価値は十分にある。
| ■チルトホイールマウスは慣れると手放せない |
機能面の分かりやすさから言えば、「チルトホイール」搭載モデルが購入の筆頭候補に挙げられるだろう。チルトホイールとは、ホイールを左右に傾けることで、ドキュメントの横スクロールができる機構。マイクロソフトのOfficeなど、対応アプリケーションに限りはあるものの、慣れると手放せない。
マイクロソフトが2003年10月以降、フラッグシップの「Wireless IntelliMouse Explorer」や「Wireless Optical Mouse」、「IntelliMouse Explorer」に搭載。世界的なマウス大手の一つ、ロジクールも7月16日に同社初のチルトホイール搭載製品「Cordless Click! Plus Optical Mouse」を発表したことで選択肢が広がった(発売は7月30日)。
Cordless Click! Plus Optical Mouseは、通常はInternet Explorerの「進む」「戻る」に割り当てられている側面のボタンを、WordやPowerPointなどでページ送りに使えるほか、ホイールをクリックしてから回転させることで、ドキュメントの拡大縮小ができる「ズーム機能」を備える(マイクロソフト製マウスでもCtrlキーを押しながらの操作で可能)。Excelで画面に収まりきらない表を作成する時などは、チルトホイールによる縦と横のスクロールと、このズーム機能が非常に便利だ。
一方、マウスの性能の高さは表面的な仕様からは判断しにくい。現在主流の光学式マウスの場合、形状や重量と、スキャンエンジン(移動量の読み取り部分)の出来で操作感が決まる。スキャンエンジンは、いわばデジタルカメラの高速連写機能のようなもの。30×30ピクセルなどの狭い範囲を1秒間に数千回撮影し、画像の変化から移動量を算出する。原理的には、ピクセル数が多いほどマウスを置く面(撮影面)の微妙な変化が読み取りやすくなるし、撮影回数が増えれば素早く動かしたときでも軌跡をフォローしやすくなる。



















