現在のAV環境を構築してから、初めての夏を迎えた。連日の猛暑に加え、AV機器からの発熱により、僕は例年以上に夏バテ気味。

 6畳間のリビングには、36インチのテレビと各種デジタルレコーダーが6台並んでいる。これらの電源を一気に投入すると、テレビラックから、まさに“もわぁ〜ん”と熱気が押し寄せる。これを打ち消すためにエアコンの温度を下げ、扇風機を回し…と、かなり地球に優しくない状況だ。

 これには言い訳もある。多くの機種は電源投入から起動まで数十秒かかるので、それを考えると電源はなるべく入れっぱなしにしておきたいのだ。しかし、目の玉が飛び出るような電気代になると気付いてからは、使わない機種の電源は消すように心がけている(あっ当然か!)。

 そんな我が家に、超巨大な“アレ”がやってきた。ブルーレイディスクレコーダーのDIGA「DMR-E700BD」だ。対応するメディアは片面2層式の50GBタイプと片面1層の25GBタイプ。そして昨年発売されたソニーの「BDZ-S77」で利用する23GBタイプのディスクへの録画にも対応する。

巨大な本機(上)をラックに入れるために、使っていないVHSデッキを2台排除した。そういえば、時刻や動作を表示するFLライトが明るくて寝ているときはまぶしかった

 50GB容量の片面2層メディアを使えば、1枚のブルーレィディスクにハイビジョン放送をそのままの画質で最長4.5時間録画できる。本体には地上・BS・110度CSデジタルチューナーを内蔵しており、外部機器と接続をしなくてもハイビジョン放送を録画できる。

 本体の実売価格は29万8000円、メディアは片面1層タイプが3500円、片面2層タイプは7500円だ。うん?ディスク1枚が7500円とは高価だ。今使っているDVD-Rは1枚が150円程度の国産品。これでも録画番組を保存するときは慎重になる。それがなんと、市販DVDソフトより高い7500円とは! なんとDVD-Rが50枚も買えてしまう。

 とにかく、ハイビジョン放送なら市販DVDよりも数段美しいので、ここ一番の番組には奮発してもいいだろう。しかし、デジタル放送の録画ライブラリー作りのすべてにブルーレイディスクを使っていては、お金がいくらあっても足りない。どうしたらいいのだろうか?

 このDMR-E700BDは、DVD-RAMとDVD-Rにも対応している。DVD-Rは地上波アナログ放送のみだが、各種デジタル放送はDVD-RAMに録画することが可能だ。このDVD-RAMに直接ハイビジョン放送を録画したらどうなるのだろう? そんなことが気になりテストしてみた。

DMR-E700BDを使ってDVD-RAMへの録画をテストしてみた

 DVD-RAMをセットしてEPGを使い番組予約を完了。僕はD-VHSデッキも持っている。画質は最高だが、テープなので頭出しの手間がある。面倒なので、今ではまったく使っていない。やっぱりチューナー付きで、さらにディスク記録ができる録画機は便利だ。迷った末にハイビジョン放送のナイター中継を録画した。

 もちろんハイビジョン画質をそのまま録画できるわけではないが、通常のアナログBSを録画した場合よりも解像感があり繊細で美しい。番組予約時に「ぴったり録画」を選んでおけば、番組とDVD-RAMの容量を比較して、最適なビットレートで録画できる。この方法を使ってBSハイビジョンで放送されるCM無しの映画を録画したら、通常のBSアナログ放送を録画するより、美しく記録できそうだ。

 DMR-E700BDを選べば、普段は価格の安いDVD-RAMに録画し、より高画質で録画する時だけブルーレィディスクを用意するという使い分けができて便利だ。と、ここまで書いて気が付いたが、30万円のレコーダーを買う覚悟のある人なら、高画質録画のために7500円のメディアをためらいなく買うのだうか… もしかして僕が貧乏性なだけ!?


筆者紹介 鈴木 桂水
すずき・けいすい ダブルチューナー搭載機のRD-XS53を予約してしまった。試作機を操作したが、スカパー!チューナー連動機能の使いやすさに一目ぼれ。かなりの出費だが、レビューやテストごとに、スカパー!チューナーのセットアップをするのが面倒なのも理由のひとつ。でも、肝心の仕事は来るのだろうか?